屋根からの雨漏りはDIYで修理できる?プロに依頼しない場合の注意点
もし突然雨漏りが発生したら何とか自分で直せないか、と思う方は多くいらっしゃいます。自分で行えば修理費用も安く済みますが、安易な修理は危険です。
また、多くの方は雨漏りは屋根からと思われていますが、屋根以外にも外壁や窓枠やベランダの劣化など様々な要因があり原因を特定するには、雨漏り専門業者でも難しいものです。
今回のコラムでは、DIYで雨漏り修理を行う場合の注意点をご紹介します。
目次
雨漏りした時のチェックポイント
雨漏り修理をDIYで行う場合、どこから雨漏りしているのか原因を特定して行いましょう。そのためには雨漏りしやすい箇所や劣化の症状を把握しておくと、原因特定に役に立ちます。ここでは、よくある雨漏りの原因のいくつかご紹介します。
屋根の場合
・屋根材がひび割れていたりズレてないか
・スレートに浮きや反りがないか
・瓦屋根の漆喰にひび割れや崩れがないか
・棟板金の釘が抜けて隙間ができてないか
・谷板金に穴が開いていないか
屋根からの雨漏りの原因については、こちらの記事でも紹介していますので参考にしてみてください。
外壁・その他の場合
・外壁にヒビがはいっていないか
・塗装が剥がれて劣化していないか
・サイディングのつなぎ目や窓枠部分に施工されているコーキングが劣化していないか
・ベランダの排水溝が正常に機能しているか
・ベランダの床部分の防水塗装が切れていて亀裂が入っていないか
・雨樋が詰まっていないか
といったように、雨漏りが発生する原因は様々ですので、DIYで修理する場合は上記のポイントをチェックし適切に修理を行いましょう。もし、雨漏りの原因の特定ができない場合は安易に修理をせず専門の業者に依頼してください。
DIYで雨漏り修理を行う方法
DIYでの雨漏り修理は、雨漏りを確実に止めるのは難しいので応急処置としての補修として行ってください。
DIYで修理を行う場合は以下の方法があります。材料はホームセンターなどで手に入ります。
コーキング
そもそもコーキングと材とは、ゴム状の素材で外壁のつなぎ目や亀裂がある箇所に雨水が入り込まないようにできます。コーキング材は紫外線などの影響で劣化がしやすく耐用年数が10年前後です。
コーキングで補修を行う場合は、コーキング材とコーキングガンが必要になります。こちらはホームセンターやインターネットで入手することができます。コーキングを打つ作業は難しく手順もありますのでよく調べてから行うようにしましょう。
防水テープ
防水テープとは防水加工されたテープで、耐久性があり雨漏りがしている箇所に簡単に貼り付けられます。もし失敗したとしても張り直すことができますので、手軽に雨漏りの応急処置をすることができます。
貼り付ける際は、水分があると剥がれやすくなりますのでしっかりとふき取ってから行うようにしましょう。また、屋外の場合はアルミテープで補修するのもオススメの方法です。
補修スプレー
補修スプレーとは、防水機能を持ったスプレーです。雨漏りの原因と思われてる部分にこのスプレーを吹き付けることで、雨水を防止してくれます。スプレーを吹き付けるだけですので手軽に行えるのがメリットです。
もし雨水が天井からポタポタと落ちているようでしたら落下点にバケツなど置き床や家財への二次被害を防ぐようにしましょう。
また、雨漏りが原因で、クロスが剥がれていたりシミや黒ずみがある場合は部分的に張り直しや塗装を行うのもよいでしょう。その際は雨漏りが一旦止まってから行うようにしないと、再発する可能性がありますので注意しましょう。
もし、上記の方法で一時的に雨漏りが止まったとしても、必ず専門の雨漏り修理業者に依頼してしっかり調査し修理を行うようにしましょう。
DIYで雨漏り修理を行う際の注意点
雨漏り修理をDIYで行う場合は、雨漏り修理業者が来るのに時間がかかる、一時的に雨漏りを止めたいといった場合だけにしてください。その際は、は以下の点に注意して行うようにしましょう。
誤った修理
雨漏りの原因を特定できず誤って修理を行ってしまった場合、もちろん雨漏りは止まらないですし、専門の業者が誤って修理してしまった箇所を再度修繕しなければならないこともあるので費用がその分余計にかかります。また、関係がない部分を修理してしまったがために雨漏りを悪化させ他の部分にも雨水が回り込むことがありますので、安易な修理はやめておきましょう。
怪我
屋根からの雨漏りを疑った場合、屋根に上っての作業になります。屋根は高所になりますので、屋根が濡れていて足場が悪かったり苔が生えていて滑りやすくなっていて、滑って屋根から転落し怪我をしてしまう可能性があります。非常に危険な作業ですので、屋根修理は専門の業者にお任せするのが良いと言えます。
部材の破損
屋根に上って確認している時に誤って屋根材を損傷してしまった、雨樋を点検している時に力を入れ過ぎて壊してしまった、など建物の部材を損傷してしまうことがあります。自分で修理する場合には気を付けているつもりでも全然関係のないところや思わぬところを傷つけてしまう可能性があります。そうなった場合、余分に修理が必要になりコストもかかるので安易な修理はやめておきましょう。
まとめ
雨漏りの原因は非常に複雑で素人はなかなか原因を特定することができません。また、DIYで修理を行ったとしても雨漏りは確実に止めることができないため、自分で修理を行うことはオススメしません。
もし一時的に何とかしたい場合は、先ほどお伝えした方法で安全を確保して行い、雨漏り修理の専門業者になるべく早く依頼するようにしましょう。
リエイトホームでは、屋根修理や雨漏り修理も行っております。
もしかして雨漏りしているかも、と思われたら調査に伺いますのでぜひご相談ください。
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