東金市で貫板交換・屋根塗装を行いました


先日、東金市で貫板交換・屋根塗装工事を行った時の様子です。
屋根の板金が取れてしまい更に釘が抜けていたことからご依頼をいただきました。
今回は貫板交換と屋根塗装の工事ですが、まず始めに棟の修繕を行った後に屋根塗装工事を行います。
屋根の最上部に取り付けられている棟板金の下に施工されている「貫板(ぬきいた)」の交換をします。貫板とは棟板金の内部に入っている板で、板金や垂木と屋根を繋げる役割があります。



貫板の交換が完了後しました。次は塗装作業に入ります。
まず、屋根表面の汚れや劣化した塗料を除去するため高圧洗浄します。


屋根をしっかりと乾燥させた後、塗装を行います。
屋根や外壁塗装は基本的に、下塗り+中塗り+上塗りと3回行います。



続いてタスペーサーを挿入します。
タスペーサーとは、「縁切り」と呼ばれる塗装の工程で必要となる板状の道具です。屋根材の隙間に塗料がふさがないようにするための役割があります。
縁切りの工程は、屋根塗装の際に屋根材の隙間を作る作業です。この隙間から水の出口を作ります。一部の屋根材の内部に水が侵入する恐れがあり、縁切りをしなと裏側に水がたまって結露が起こり屋根裏を腐食させてしまうことも。最悪の場合は雨漏りが発生し家自体に深刻な問題を与えてしまいます。そのため、屋根材の内部にある水を外に逃がす隙間を作る重要な工程といえます。
屋根塗装の際、隙間がないと塗料で水の逃げ道がふさがれてしまいます。
屋根材の裏側に水がたまらないよう縁切りの工程で隙間を作る道具の1つがタスペーサーというわけです。タスペーサーは、カラーベストやコロニアルが使われている「ストレート屋根」と呼ばれる屋根材にのみに使用されます。





上塗りまで完了しました。これにてご依頼いただいた工事全て完工です。
カラーベストやコロニアルなど、スレート屋根材の防水性や耐久性は塗料によって維持されていて塗料が劣化すると屋根の耐久性も同時に低下してしまいます。ご自宅の屋根がもしスレート屋根材の方は、塗装によるメンテナンスを10年に一度行うことをおすすめします。
現場住所 | 東金市 |
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施工内容 | 屋根全体の貫板交換・屋根塗装 |
施工期間 | 1週間 |