屋根塗装で防水を！防水性を高めるポイントとは？

2023.02.17

屋根塗装

佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。

屋根の定期的なメンテナンスを行っていますか？
特に屋根塗装は、約10年周期で再塗装をと言われています。塗装によって屋根の外観が美しくなるのはもちろんのこと、防水力がアップし雨漏りを未然に防ぐとこともできます。
屋根塗装をすれば雨漏りしないというわけではありませんが、定期的な塗装によって防水機能を維持でき屋根の劣化を防ぐことができます。
今回は、塗装が必要な屋根材と屋根塗装の防水性を高めるポイント、その注意点を解説していきます。

1 屋根塗装が必要な屋根材
2 屋根塗装で防水性を高めるポイント
3 屋根塗装を行うときの注意点
- 3.1 劣化状態
- 3.2 塗り替えの回数
4 まとめ

屋根塗装が必要な屋根材

全ての屋根材に塗装が必要というわけではなく、中には塗装が不要なものがあります。
屋根塗装が必要な屋根材は以下の通りです。
屋根塗装しなくてもよいのに、悪徳業者に騙され必要ではない屋根塗装を行ってしまった・・・なんてことにならないためにも家の屋根を知っておくことが大切です。

屋根修理の詐欺かも？悪徳業者の特徴5選と騙されないためのポイント

共通点は、塗装によってコーティングし防水性を付与していることです。雨風や太陽からの紫外線など外部刺激お影響により、時間が経つにつれ塗装が剥がれてしまいます。そのような状態になると素地が露出し、防水できなくなり劣化が進行してしまいます。
屋根塗装の必要性については、以下の記事で詳しく紹介していますのであわせてご覧ください。

屋根塗装は本当に必要？定期的なメンテナスで雨漏りを未然に防止

屋根塗装の必要性を解説！放っておくと雨漏りの原因に

スレート（コロニアル／カラーベスト）

多くの家の屋根に採用されているスレートですが、スレート自体には防水機能ないため塗装で保護しています。塗装は時間の経過とともに色褪せて徐々に剥がれていきます。それをそのまま放っておくと、スレートが水分を吸収してしまい割れや欠け、苔が生えてゆくゆくは雨漏りを引き起こしてしまいます。
スレートについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

屋根材「スレート」の種類とその特徴を解説！

ガルバリウム鋼板

金属屋根の中で主流になっているのがガルバリウム鋼板です。
耐久性にが高く錆びにくいといった特徴がありますが、表面を塗装でコーティングしています。もし塗装が切れてしまうと、水分がガルバリウム鋼板に当たり錆が発生し穴が開いてしまうこともあります。
ガルバリウム鋼板についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ガルバリウム屋根のメリットとデメリットをご紹介

トタン

一昔前は金属屋根と言えばトタンでした。
手ごろな価格で手軽に取り入れることができるので、多くの家や建物で使われてきましが、錆びやすくメンテナンスコストがかかるため、住宅の屋根では使用されることは今はあまりありません。もし今の屋根がトタンでしたら、耐用年数が過ぎたら葺き替え工事やカバー工法などの屋根修理を行って頂く方がよいでしょう。
以下にトタン屋根の修理方法についてご紹介していますので参考にしてみてください。

トタン屋根修理の方法４つご紹介

トタン屋根の張り替え方法と費用相場を解説！

セメント瓦

セメント瓦は、セメントと砂で構成されていて防水機能がないため塗装が必要です。
もし塗装が剝がれてしまうと、あっという間に水を吸収し割れや欠けが発生し劣化症状が進行しますので屋根塗装によるメンテナンスは必ず費用です。
セメント瓦についてはこちらをご覧ください。

セメント瓦とは？メリット・デメリットをご紹介

屋根塗装で防水性を高めるポイント

屋根塗装の工程において、防水性を高めるために必要なポイントがあります。
以下の工程をしっかりと行うことで、雨漏りのリスクを軽減できます。

縁切り

スレート屋根の塗装の場合は必ず「縁切り」という作業が必要です。
スレートは重なり合うように施工され隙間を作っています。流れ込んだ雨水がその隙間を通って適切に排出できるような仕組みになっています。
もし塗料がその隙間に入り込むと水の出入り口を塞いでしまい水の逃げ道がなくなります。そのためこの「縁切り」で塗膜を切って水の出入り口を確保します。
縁切りについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

屋根塗装に縁切が必要な理由を解説

ひび割れ補修

屋根塗装を行う前には必ずひび割れなどの補修をしっかりと行う必要があります。
もしひび割れなどの補修を行わずに塗装してしまうと、せっかく綺麗に塗装してもあっという間に剥がれてしまったり、塗料が持っている本来の性能を十分に発揮できません。ですので、屋根の表面に凸凹や亀裂がある場合補修し平らにしてから塗装することが重要です。

塗り回数

屋根塗装の基本は下塗り＋中塗り＋上塗りの3度塗りと言われていますが、塗料メーカーが指定している塗装回数を守ることが最も重要です。指定されている回数を守らないと、理想的な塗膜が形成されないので塗装後にすぐ剥がれてきて、防水性能も弱くなってしまいます。

屋根塗装を行うときの注意点

もし屋根塗装をご検討されているのであれば、以下の点を確認したほうがよいでしょう。

劣化状態

大きなクラックや損傷が広範囲にわたっているなど、屋根の劣化が激しい場合は屋根塗装ができません。
そのような状態になると、葺き替え工事やカバー工法といった屋根修理をご検討ください。

塗り替えの回数

スレート屋根に限ったことですが、再塗装できる上限が決まっています。塗り替えのサイクルや劣化の程度で異なりますが、塗り替えは最大三度までと言われています。繰り返し塗装することで防水性がアップするわけではありませんし、限度を超えた塗装を行ってしまうことで塗膜に厚みがでてそれが原因で割れる危険性があります。
もし屋根塗装を3回以上繰り返しているようでしたら、屋根全体を新しくする葺き替えやカバー工法など屋根修理やリフォームをご検討ください。

屋根塗装は冬でもできる？冬に向けて屋根修理の注意点を解説

まとめ

ご説明したとおり屋根材によっては屋根塗装が必要です。繰り返しになりますが、その屋根材は塗装によって防水されていますので、屋根が色褪せてきたら劣化のサインで雨漏りのリスクが近づいていると思ってください。
しばらくメンテナンスを行っていない場合は、屋根塗装で防水性を高めて雨漏りから大切な住まいを守ってください。

佐倉市にあるリエイトホームでは、葺き替え工事やカバー工法などの屋根修理の他にも屋根の防水塗装工事も行っております。