施工前の様子

こちらが施工前の様子です。

写真でもお分かりいただけるかと思いますが、釘が抜け変えているのに修理を行わずその上から塗装を行っています。
通常、釘が抜けて棟板金が浮いている状態でこのような施工はしません。また、中の貫板や下地に問題がある可能性がありますので、塗装を行う前に他の部分に問題がないか点検を行うべきで、あきらかにこの状態は手抜き工事と言えます。別業者の施工といえども、同業者として非常に残念でなりません。

施工の様子

それでは、施工の様子をご紹介します。

既存棟板金取り外し

まずは既存の棟板金を取り外します。

釘抜けと棟板金が浮いている状態でしたので、やはり中の貫板が腐食してボロボロになっていました。
これは屋根塗装を行ったとしても改善するものではありません。このままの状態だといずれ雨漏りを引き起こしてしまいます。

関連記事

屋根からの雨漏りの多くは棟板金が原因？！その理由とは

屋根の「棟板金」とは？役割や雨漏りの原因・予防策

既存貫板撤去

ボロボロになった貫板を撤去します。

撤去する際にでたゴミやガレキはもちろん綺麗に清掃しています。

貫板新設

そして新しい貫板を設置します。

今回は、木製の貫板のように腐食の心配がない樹脂製です。
防水性と耐久性に優れているので、当社ではお勧めしています。

棟板金設置

次に貫板の上から棟板金を設置します。

板金同士が重なり合う部分は隙間ができやすいので、シーリングで防水処理しています。

下屋根　棟板金交換

下屋根の棟板金は問題がありましたので、新しいものに交換し設置しています。

特に外壁との接合部分は劣化がしやすく、雨漏りの原因になりやすい場所ですのでシーリングで隙間ができないよう丁寧に施工しています。

関連記事

差し掛け屋根は雨漏りしやすい？メリットデメリットをご紹介

差し掛け屋根のメリットと雨漏りの起こりやすい場所について

棟板金　塗装

大屋根の棟板金の塗装を行います。

ベースの下塗りを行った後、中塗り・上塗りを行います。

ダメ込みもしっかりと行いました。
ダメ込みとは、刷毛で細かいところを塗装を行うことを言います。

クラック補修

屋根の一部に傷（クラック）ががありましたので、補修を行いその上から塗装を行いました。

完工

以上で無事完工です。

担当者からのコメント

お客様からは、前業者の施工不良がありショックを受けられていましたが、今回しっかりと綺麗にしてもらえてたのでお願いしてよかった、とありがたい言葉を頂きました。
このような手抜き工事を行う業者は、残念ながら後を絶ちません。適当な工事をして高額な請求をするところもありますので注意が必要です。
屋根修理をご検討の際は複数の業者に見積もりを取ったり、ご自身でもどんな工事が行われるのか、現場の状態はどのようになっているのか確認するなどをして頂くことが良いかと思います。

屋根修理業界は詐欺が多いって本当？気をつけたい7つの手口とは？

雨漏り修理は悪徳業者に要注意！騙されないポイントは？

佐倉市のリエイトホームでは、現地調査の結果を詳しくお伝えしどのような工事が最適かご提案しております。もちろんお客様のご要望やご予算にあわせて柔軟に対応いたしますのでご安心ください。
葺き替え工事やカバー工法による屋根修理や、棟板金・貫板交換工事などの部分修理など幅広く行っておりますので、お気軽にご相談ください！