屋根に防水工事は必要？屋根の形状別に修理方法をご紹介
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
雨漏りから大切な建物を守るために、屋根の防水工事はとても大切です。
今回のコラムでは屋根の防水工事の必要性と、屋根の形状別の修理方法をご紹介します。
目次
屋根の防水工事が必要な理由
屋根は丈夫にできているのでわざわざ防水工事をしなくても、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、屋根にとって防水はとても大切です。
いくら丈夫な屋根でも、時間の経過とともにひび割れなどの劣化が進んでしまいます。それを放置してしまうと、そこから雨漏りを引き起こし各所に悪影響を与えます。
屋根からの雨漏りについてはこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
このような状態にならないために、屋根の防水工事で未然に雨水を防ぐことができます。
ではどのような防水工事が必要なのか、この後屋根の形状別にご紹介していきます。
勾配がある屋根の場合
切妻屋根や片流れ屋根、寄棟屋根などといった勾配がある屋根は以下の防水対策が必要です。
ちなみに屋根の形状についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
ルーフィングを交換
勾配のある屋根には、ルーフィングと呼ばれる防水シートが屋根材の下に施工されていて、屋根からの雨漏りを防いでくれています。このルーフィングには種類があり、ゴム製ルーフィングは約15年、アスファルトルーフィングは約20年で耐用年数を迎えます。ルーフィングと屋根材の寿命が一緒くらいなら、同時に葺き替え工事やカバー工法などの屋根修理を行うとよいですが、屋根材よりルーフィングの寿命が短いこともありますので、その場合は交換が必要です。
屋根塗装を行う
ガルバリウム鋼板などの金属製屋根材、カラーベストやコロニアルなどのスレート屋根は定期的な塗装が必要です。10年ごとを目安に塗り替えを行うことをおすすめします。特にスレートの場合、塗装が剥がれてしまうと水分を吸収してしまい膨張し、そして乾いて伸縮するといったサイクルを繰り返すことで、ひび割れや剥がれといった劣化が進行し雨漏りの原因になります。
塗料によっては防水効果の高いものもありますので、塗り替えによって屋根の防水機能を維持し長持ちさせることができます。
勾配がない屋根の場合
勾配がない屋根は、陸屋根です。陸屋根はフラットなことか水はけが悪く雨漏りしやすい屋根の形状です。
そのため定期的な防水工事でメンテナンスを行う必要があります。
代表的な防水工事の種類とそのメリット・デメリットをご紹介します。
防水工事の種類
| 防水工事の種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| FRP防水 | 軽量で強度が高いため、ベランダやバルコニーなど人が上を歩くことが多い場所に適している | 優秀な防水材のため費用が高額 木造など収縮する建物には不向き |
| ウレタン塗膜防水 | 液体状の塗料を使用するため複雑な形状でも継ぎ目がない防水膜を形成できる 費用が安い | 他の防水工法と比較すると防水性や耐久性が劣る 塗膜が劣化するたびに塗り替えが必要 |
| シート防水 | ゴム製のシートや塩化ビニールのシートを貼り付けるだけなので簡単に施工できる コストが安く済む | シート状なので形状が複雑だと施工できない |
| アスファルト防水 | アスファルトを使用した防水工法で防水性・耐久性とに優れている | 防水工事費用が高額 施工時に独特の臭いや煙が発生する |
こちらの外部サイトで、陸屋根の防水工事について詳しく紹介しています。
あわせて参考にしてみてください。
◆雨漏り修理の達人
陸屋根で行う防水工事について。定期的なメンテナンスで雨漏り防止をしよう
防水工事を行ったほうがよい劣化症状
もし以下のような症状があれば、防水工事をご検討ください。
- 塗膜・シートの剥がれ
- ひび割れ
- 塗膜の膨張
- 水たまりができている
まとめ
勾配のある屋根の場合は、定期的な屋根塗装とルーフィングの交換、勾配がない陸屋根の場合は劣化症状があれば防水工事を行うことが大切です。屋根の防水は家を守る大切な機能を果たしていますので、雨漏りにつながらないようにぜひ対策を！
屋根の防水や雨漏りでお困りごとがございましたら、お気軽にリエイトホームまでご相談ください。
あわせて読みたい
屋根は色々な形があります！代表的な屋根の形をご紹介
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラム
パラペットがある屋根は雨漏りしやすい？その原因と対策について
パラペットって聞いたことがありますか？あまり耳なじみがないか
屋根の勾配について解説！それぞれの特徴について
屋根の角度で、雨漏りしにくい勾配や使用できる屋根材が異なりま