屋根で結露が起こる原因と対策方法についてご紹介
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
1月の後半に差し掛かってきて、千葉県もこの時期らしい寒さになってきました。寒くなってくると暖房や加湿器を日々つけていることが多いですが、窓に結露が発生しやすくなりますよね。実は、屋根でも結露が起こっている可能性があるのをご存じでしょうか?屋根裏は普段見えないところにありますので、結露していても気が付かないのは当たり前ですが、実は結露対策をしないと家の劣化につながります。
今回のコラムでは、屋根で結露が起こる原因とその対策についてご紹介します。
目次
屋根で結露が起こる原因
結露は屋根に限らず家全体に起こりえる現象です。窓など目に見えて分かる場所なら気が付きやすいですが、屋根裏や屋根材にも結露が発生していることがあります。
特にこの時期の冬場には、放射冷却によって屋根材表面に霜や露が発生することもあり、これも結露現象の一つです。屋根材に結露が発生すると、凍害によって割れてしまうこともあります。
結露の仕組み
結露する仕組みは、氷の入ったコップをイメージすると分かり易いかと思います。空気中に含まれている水分が冷やされることによって、水滴が付着します。このような現象を結露と言います。
冬場は外は寒いですが、室内は暖房で暖かくしていますので部屋の空気中の水分が冷えた壁や窓によって水分化して付着します。それが家の内部にも発生していて、柱や梁に水分が付着して腐食してしまうこともありますので危険です。
旭化成建材のHPでその仕組みを分かり易く解説したページがあります。ご興味がある方は参考にしてみてください。
旭化成建材 「結露はなぜ起こる?」
雨漏りと結露の違い
家の中に水が浸入するといえば雨漏りを想像する方もいるかと思いますが、結露と雨漏りは被害は似ているものの全く仕組みが違います。雨漏りは雨などの外部からの水が原因で建物内部に侵入して様々な被害を及ぼしますが、結露は家の内部の温かく湿った空気が冷やされることが原因です。
屋根の結露による被害
屋根の結露によって家に大きな被害を与えます。その一例をご紹介します。
- カビが発生する
- 建物内部が結露すると木製の柱や梁が湿気てしまいます。そうすると、カビが発生し腐食が始まります。腐食することで脆くなりますので、家全体の強度が落ちてしまい、寿命の低下にもつながります。
- 雨漏り
- 屋根材に結露が発生すると、雨漏りを引き起こします。特に屋根塗装が必要なスレート屋根の場合は、塗装が切れているとそこから水分を吸収し膨張、そして乾燥を繰り返すことで割れてしまいます。割れが発生すると水が屋根の下に入り込んでしまい、ゆくゆくは雨漏りが発生原因となります。
- 梁や柱が腐食する
- 家を支える柱や梁など、木製の躯体部分が濡れて湿気てしまうとやがて腐食しボロボロになってしまいます。更にシロアリ被害にもつながることもあり、そうなるとシロアリ駆除はもとより大掛かりな改修工事になってしまいます。
ちなみに、スレートの雨漏りついてはこちらのコラムで紹介しています。
屋根の結露対策
屋根の結露対策には、主に以下の3つがあります。
換気をこまめに行う
1つ目は、窓を開けこまめに喚起することです。費用を掛けず簡単に行うことができる対策です。外気温と室内の温度差により結露が発生しますので、空気を入れ替えることで温度差が少なくなり結露を防止できます。
寒い冬場に限らず、夏場でも定期的な換気を心掛けましょう。
透湿性のあるルーフィングにする
屋根材の下には、防水シートであるルーフィングが施工させています。仮に雨水などが屋根の隙間を塗って入り込んでしまっても、建物内部に水が浸入できないよう防いでくれています。
ただ、一般的なルーフィングは通気性がないものがほとんどですので、もし湿気や結露対策をするのであれば透湿ルーフィングと呼ばれる防水シートに変えることで硬化があります。透湿ルーフィングは、雨水などの水は通さず空気中に停滞している細かい水分のみ通気できるようになります。
ルーフィングの種類についてはこちらのコラムをご覧ください。
ただ、屋根材をすべて撤去して工事を行いますので、葺き替え工事などの屋根修理のタイミングでご検討されてもよいかと思います。
換気棟や換気口を設置する
暖かい空気は上にいく性質がありますので、湿度が高いと屋根裏は結露しやすくなります。屋根裏の換気をよくすることで結露を防ぐことができますので、屋根に換気棟や屋根裏がある部分や軒天などに換気口を設置する方法も効果的です。
工事には足場の設置が必要ですが、透湿ルーフィングを設置するよりも比較的コストを抑えられます。
換気棟についてはこちらのコラムで紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
まとめ
建物にとって水は大敵です。雨漏りや結露があると家の耐久性が低下し寿命を縮めることになり、二次被害の発生も考えられれますので、放っておかず対策をすることが重要です。
屋根の結露でお悩みの方は、リエイトホームまでお気軽にご相談ください!屋根裏の換気の改善などご提案させて頂きます。
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