瓦の修理方法を劣化症状別にご紹介!適切に行うことが大切です
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
瓦はメンテナンスフリーと思われている方が多いですが、瓦屋根を長持ちさせるためには定期的なメンテナンスと不具合があれば部分補修や屋根修理が必要です。
今回のコラムでは、瓦屋根の劣化症状ごとの修理方法についてご紹介していきます。
目次
瓦屋根の劣化症状別修理方法
それでえは、瓦屋根の主な劣化症状と修理方法をご紹介します。
屋根は普段目が届かない場所ですので、劣化や問題があっても気が付きにくいものです。また、屋根修理業者から症状や修理方法を聞いてもピンと来なかったり不安に思われると思います。
どんな劣化症状の場合どのような修理が必要なのかを知っておくと、屋根修理の際は役に立つこともありますので、ぜひ参考にしてみてください。
瓦の割れ
もともと瓦自体は非常に丈夫にできていますが、台風などの強風で飛んできたものなど強い衝撃で割れたり破損することもあります。
ひび割れや欠けの程度が小さければコーキング材で部分補修、損傷が大きければ1枚単位で新しい瓦に差し替えを行います。
瓦のずれ
瓦は、強風や地震などの揺れや瓦を引っ掛けている桟木の腐食が原因でズレることがあります。
単純にずれている場合は、瓦を元の位置に戻して隣接する瓦とくっつけて固定し直します。また桟木の劣化が原因の場合は、ずれている部分の周辺も含めて瓦を撤去した後、新しい桟木に交換し瓦を元の位置に戻します。
瓦屋根の頂点にある棟瓦がずれていたり歪みが生じている場合は、棟を一旦解体してから積み直しを行います。
漆喰の劣化
棟瓦は漆喰で固定されていて、雨が内部に侵入を防ぐ防水の役割があります。この漆喰は15年ほどで劣化が始まり徐々に剥がれてきて放っておくと崩れ落ちることもあります。
漆喰が割れや崩れなどの劣化症状があれば、古い漆喰をすべて撤去し新しい漆喰を詰め直します。なお、古い漆喰の上から重ね塗りをすることは厳禁です。すぐにまた剝がれてきてしまいます。
こちらの記事に漆喰のメンテナンスについて紹介していますので、あわせてご覧ください。
苔や藻の繁殖
瓦の種類や住環境によっては屋根に苔や藻が繁殖することがあります。すぐに雨漏りなどのトラブルにはつながりませんが、苔や藻は湿気の多い場所に繁殖するためそこには水分が滞っている可能性があります。それを放っておくと徐々に雨漏りを引き起こす可能性がありますので、高圧洗浄機などで綺麗に除去してください。もし、日当たりが悪い立地の場合はバイオ洗浄を行うことで苔や藻をつきにくくしてくれます。
屋根に草や苔が生えると雨漏りの危険が!放っておかず早めの対策を
下地の劣化
瓦の下には、防水シートのルーフィングや野地板があります。瓦の寿命を迎える前にルーフィングや野地板は耐用年数を迎え劣化します。ルーフィングやの耐用年数は短いものでも20年ほど、野地板は種類にもよりますが一般的に約30年と言われています。劣化が進むとルーフィングや野地板に穴が開いたりすることがあり、そこから雨漏りが発生します。
下地に劣化症状がある場合、新しい防水シートや野地板にするため瓦を取り外さないといけませんので、葺き替えや葺き直し工事といった屋根全体の修理を行います。
ルーフィングの重要性については、以下の記事で解説しています。参考にしてみてください。
雨漏り防止の強い味方!ルーフィング(防水シート)の種類と特長
屋根全体の瓦が劣化
丈夫な陶器瓦でもですが寿命があります。耐用年数は約50年と言われていますが、寒い地域の場合は凍害などで破損し全体的に劣化が進むことも。
もし屋根全体の瓦が劣化している場合は、屋根材や下地をすべて新しくする葺き替え工事を行います。新しい屋根材にしますので、重たい瓦から軽量な金属製の屋根材にして耐震性を強化するといったことも可能です。
瓦の屋根修理をお得にするには
ご加入の火災保険や補助金を利用して、屋根修理が行える場合があります。
火災保険の場合は、台風や地震などの自然災害によって屋根の修理が必要になった場合適用されることがあります。ただし、経年劣化や単なる人為的ミスなどの場合は適用されなので、対象になるかどうか確認が必要です。
なお、リエイトホームでは火災保険申請手続きのサポートを行っております。
https://re8-home.com/partner/
火災保険の対象になる場合もありますので、一度ご相談ください。
瓦の屋根修理はDIYできる?
屋根は高所にあり、屋根には勾配がありますので滑りやすくなっているため、落下して事故にもつながりかねませんので、大変危険です。また、瓦の上に乗って割ってしまったり物を落として破損してしまうことも考えられますので、ご自身で点検や修理を行うことはやめてください。
もし窓やベランダから屋根が見える状態なら、そこから目視で問題がないか確認するだけなら大丈夫ですが、安易に自分で修理してしまうと逆効果になることもあります。
瓦屋根に問題があるかどうか不安でしたら、屋根修理業者に相談して点検と修理を行うことをおすすめします。
まとめ
瓦は他の屋根材と比較するとメンテナンス頻度は低く丈夫で長持ちしますが、気が付かないうちに損傷していたり劣化が進んでいます。
瓦のズレや割れなどの損傷や下地の劣化を放置すると、雨漏りを引き起こし大掛かりな工事となります。費用も高額になってしまうため、症状が小さいうちにマメにメンテナンスを行うことでより長く丈夫な屋根にすることができます。
佐倉市のリエイトホームでは、瓦屋根の補修や屋根修理を行っており実績も多数ございます。
部分補修といった小さな工事から葺き替え・葺き直し工事といった大掛かりな工事まで対応可能です。
千葉市、市原市、銚子市、船橋市、館山市、木更津市、君津市、我孫子市など千葉県全域に対応しております。
しばらく屋根の点検やメンテナンスを行っていない場合は、ぜひ一度ご相談ください!
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