陸屋根は雨漏りがしやすい?!定期的なメンテナンスが大切です
屋根の形状は様々ありますが、ご自宅の屋根の種類をご存じですか?
屋根の形でメージするのは三角形の屋根だと思います。この形状の屋根を「切妻屋根(きりづまやね)」と言います。
また、最近の戸建て住宅で多い片方だけ勾配があるスタイリッシュなデザインの片流れ屋根、勾配がない平らな陸屋根(りくやね、ろくやね)など形状によって何十種類にも分類されます。
それぞれメリットやデメリットはありますが、今回は陸屋根についてご紹介します。
目次
陸屋根のメリット
陸屋根とは、その名の通り屋根が陸地になっていて屋上がある屋根です。
そのメリットをご紹介します。
屋上スペースを有効活用できる
学校や病院、ビルなどは陸屋根の形状が多いですが、近年は一般住宅にも採用されることも多くなってきました。
都会などでは土地に十分なスペースがなく狭小住宅が増えていますが、その場合家の屋根を陸屋根にすることで屋上部分を有効的に活用することができます。
例えば、洗濯物を広々と干せ家庭菜園や憩いの場として趣味や自分の時間を楽しめるスペースにすることも。
また、太陽光パネルを設置することが可能です。
自宅で電気を発電でき蓄積することができますので、家の電気代を節約できます。
ただし、家に何かしら機械を設置する場合は後々家のトラブルになることもあり得ますので、専門業者に相談した上で行うようにしましょう。
掃除や簡単なメンテナンスが楽
切妻屋根の場合は勾配がついていて屋根の上にあがるのは高所のため大変危険です。屋根修理やメンテナスが必要な場合は、プロの屋根修理業者に依頼をし足場を設置して作業をします。
一方、陸屋根の場合は屋根が平らですので出入口さえあれば素人でも簡単に上がることができますので、排水溝や樋の掃除や簡単な修理など行うことがご自身でも可能です。また、本格的なプロの業者による屋根修理の場合でも足場を組む必要がないため、コストを抑えられるといったメリットもあります。
陸屋根のデメリット
広々としたスペースを有効活用でき魅力的な陸屋根ですが、デメリットもあります。
雨漏りしやすい
一番のデメリットとしては、陸屋根は雨漏りしやすいということです。
先ほどもお伝えしたとおり、陸屋根傾斜がないため切妻屋根に比べると水はけが悪くなっています。もし、防水シートや防水塗装が劣化していると、雨漏りの原因になりますので、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
屋根裏収納スペースが確保できない
切妻屋根の場合は、屋根と部屋との間に空間ができますので屋根裏を収納スペースにすることができます。
一方で陸屋根は、部屋と屋根との間にスペースを作ることができないため収納スペースが確保できません。
代わりに屋上部分にスペースがあれば物置の設置は可能ですが、もし室内の屋根裏収納を活用したい場合は陸屋根不向きと言えます。
室内の気温が上がりやすい
先ほど、屋根裏のスペースがないとお伝えしましたが、それに加えて室内の気温の上昇がしやすいつくりになっています。
屋根は太陽の熱を直に浴びていますので温度が上昇します。屋根裏にスペースがあることで、直接部屋の中に熱が伝わらず室内の温度を快適に維持できます。しかしながら、陸屋根は屋根裏のスペースがないことから屋根の熱が直接伝わってしまいますので気温が上昇するというわけです。
陸屋根の修理・メンテナンス方法
陸屋根で一番気を付けて頂きたいのが雨漏りです。
定期的に排水溝や樋の掃除を行っていないと、水の逃げ道がなくなり屋根が浸水してしまいます。
もし劣化により塗装が剥がれてしまったり亀裂があれば、そこから雨水が内部に侵入し防水シートをまで達し、ゆくゆくは雨漏りが発生します。
大切なのは、日々の掃除やメンテナンスと防水塗装が切れてしまった場合は塗装を行うようにしましょう。
もし、亀裂や防水シートにも影響がある場合は早めの修繕をおすすめします。
まとめ
陸屋根は魅力的なところも多い屋根ですが、施工後のトラブルが多いのも事実です。
もし陸屋根をご検討の方は、メリット・デメリットをよく知ったうえで施工業者の方に相談してみてください。
リエイトホームでは、陸屋根の防水塗装や屋根修理も承っておりますので、お困りごとがありましたらお気軽にお問い合わせください!
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