瓦のズレを放置していませんか?雨漏りの原因になるので早めの対策を
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
先日、千葉市花見川区で棟シーリングと一部漆喰入れ替え工事を行ったのですが、瓦のズレが原因でした。
瓦は丈夫で耐久性に優れている屋根材ですが、ズレているだけだからといって放置は厳禁です。
今回のコラムでは、瓦屋根のズレによって起こるトラブルをご紹介します。
目次
瓦がズレる原因とは
そもそも瓦はどうしてずれてしまうのでしょうか。
その理由は主に2つあります。
経年劣化によるもの
日本瓦の場合、寿命は50~100年といわれていて耐久性に優れた屋根材ですが、日々紫外線や雨風にさらされていますので徐々に劣化が進み、その影響でズレが生じることがあります。経年劣化により、瓦同士の固定が弱くなり滑落することもありますので要注意です。もし、土葺きで瓦屋根が施工されいる場合は劣化により土台の土が浸食し、その土と一緒に瓦もズレてしまいます。
自然災害など外部からの影響
丈夫な瓦といえども、台風や強風による飛来物や大雪の重量に長けきれず、損傷することもあります。ただ、自然災害で瓦が壊れてしまう場合は、30年〜40年ほど経過し劣化した瓦屋根であることが大半です。
また、大地震が発生した場合は、大きな揺れや衝撃が加わりますので、瓦がズレて落下したりする危険性があります。
瓦のズレを放置してはいけない理由
経年劣化や自然災害などの影響で瓦がズレてしまった際、日常生活に特に問題がないのでそのまま放置、ということはしないでください。瓦は1枚1枚に重量があり、その1枚がズレることによって屋根全体バランスが崩れてしまいます。また瓦が滑落した場合は、人に直撃する危険性や重大な事故にもつながることもある上、ゆくゆくは大掛かりな工事が必要になる場合もあります。
ここで瓦のズレによって引き起こされる屋根のトラブルと対策方法をいくつかご紹介します。
ルーフィングの劣化
屋根材の下にはルーフィングと呼ばれる防水シートが施工されています。
ルーフィングの耐用年数は約20年前後といわれているのですが、張り替えをせず古く劣化している状態で瓦がズレてその隙間から雨水が浸入してしまうと、侵入してきた雨水を防ぐことができません。そうなると建物内部に雨水が入り込み雨漏りを引き起こします。
ですので、瓦のズレや割れの修理の際は、一緒にルーフィングの状態を確認し劣化していれば張り替えなど修繕を行うことをおすすめします。
雨漏り防止の強い味方!ルーフィング(防水シート)の種類と特長
漆喰の崩れ
瓦は、ズレた瓦同士が干渉し合ってかけたり割れが起こり同時に漆喰がひび割れてくずれることも。
漆喰が崩れてしまったまま放っておくと、瓦の崩壊が進行進行してしまうほか雨漏りの危険性もあります。もし漆喰に問題がる場合は、漆喰の詰め直しや取り直しなど補修を行ってください。
棟瓦のズレや歪み
屋根の天辺にある棟瓦も屋根土の劣化や強風などでズレや歪みが生じることもありますので注意が必要です。棟瓦がズレてしまうと屋根の耐久性が低下し、そこから雨漏りすることもあります。もし、棟瓦がズレたり歪んでいる場合は、棟瓦取り直し(積み直し)といった補修工事を行うようにしましょう。
棟瓦の積み直しとは?棟瓦の積み直しを必要とする3つの要因や工事の流れも
まとめ
古くから日本の屋根に採用されている瓦。
瓦自体は丈夫で長持ちしますが、どうしても時間が経つとズレが起こってしまいます。
先ほどお伝えしたとおりズレによって様々なトラブルが起こる可能性がありますので、もしズレや損傷を発見した場合は早めの修繕を行うことをおすすめします。
屋根は高所にありご自身で点検は危険です。
瓦屋根の点検や修理は、屋根修理のプロリエイトホームにお任せください!
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