屋根塗装に縁切が必要な理由を解説
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
今回は、スレート屋根の塗装の工程「縁切り(えんぎり)」についてご紹介します。
スレート屋根塗装で縁切りをしないと雨漏りの原因になると言われています。中には例外もありますが、基本的に必須の工程です。
では、なぜスレート屋根の塗装において縁切りが必要なのでしょうか?
縁切りが必要な理由
スレート屋根の場合、屋根材と屋根材の間に隙間があります。通常その隙間から雨水が外に流れ出ます。
屋根塗装を行った場合、塗料で隙間が埋まってしまい水の流れ道がなくなってしまうので、縁切りという作業で隙間を切ってあけていく必要があります。
もし、水が排出することができなければ屋根材に水分が滞ってしまいます。そうなると、屋根が変色しはじめそのうち屋根の内部に水が蓄積されて、最悪の場合雨漏りを引き起こします。
ですので、この縁切りという作業はスレート屋根塗装においては大切な工程なのです。
縁切りの工程
縁切りの工程は2種類あります。
スクレーパーやカッターを使用
スクレーパーやカッターを使用し、隙間をひとつひとつ手作業で隙間を作る方法です。
タスペーサーを使用
タスペーサーという縁切りのための道具で、屋根材と屋根材の重なり合う部分に挿入することで隙間を確保します。
以前、リエイトホームでは屋根の防水塗装工事を行いました。詳しい工程はこちらの記事を参考にしてみてください。
千葉県白井市で屋根防水塗装工事と軒天・破風板・雨樋・帯・コーキング補修を行いました
縁切りが不要な場合も?
スレートの屋根塗装の場合、基本的に縁切りは必須です。
ただ、場合によっては不要なこともあります。
急勾配の屋根
屋根の傾斜を勾配と言いますが、傾斜の角度が高い急勾配の屋根には縁切り不要です。
というもの、勾配がきついため水が滞りにくく排出がスムーズで雨漏りのリスクも低いので心配ありません。
屋根材が劣化して反っている
スレートは10年を過ぎたころから劣化が進行します。
劣化して5mmほどの隙間ができるほど反っている場合は、塗料が隙間を塞いでしまうこともないので縁切りをする必要はありません。
反りは日当たりのよい面に起こりやすいので、反っていない屋根面は縁切りすることもあります。
なお、劣化が激しく屋根材自体の寿命を超えているようでしたら屋根修理やリフォームを行うようにしてください。
まとめ
このように、スレート屋根塗装においては縁切りによって水をスムーズに排出できるようにしてあげることが大切です。雨漏りを防ぐためにも重要な工程なので、屋根塗装を行う場合は工程をチェックするとよいでしょう。
佐倉市のリエイトホームでは、現地調査や点検は無料で行っておりますので、しばらくメンテナンスを行っていない場合はお気軽にご相談ください!
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