雨が降っていないのに雨漏り?!その原因とは
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
佐倉市は週末にかけてお天気がよいみたいですね。秋の長雨の時期もそろそろ終わりでしょうか。
この季節は、大型の台風や急な豪雨で雨漏りの調査や修理依頼が増えています。
雨漏りは、雨が降ったとき屋根などの損傷箇所から屋内に水が浸入して起こるとイメージされる方は多いですが、雨が降っていない晴れの日に雨漏りがしてきた、というケースは珍しくありません。
なんとも不思議な現象ですが、その原因と注意していただきたポイントを解説します。
目次
雨が降っていないのに雨漏りが起きる原因
雨が降っていないのに雨漏りに気づかれた方は、その数日前が雨は降ってることが多いです。
建物内部に雨水が入り込み、表面化するまでは時間差があります。
実は、表面化しているということは以前から雨漏りが発生していて原因が複雑化している状況です。目に見えて雨漏りがしている場合は、原因の特定は非常に難しく大掛かりな工事になることもあります。
では、雨が降っていないのに雨漏りしている場合どのようなことが起こっているのでしょうか。
建物内部を雨水が移動している
先ほどお伝えしたとおり、雨漏りの原因は様々で複雑です。
例えば、屋根塗装で定期的なメンテナスを怠っていたり、屋根の耐用年数が過ぎているのに屋根リフォームを行っていないと、屋根の劣化により亀裂や隙間から雨水が建物内部に徐々に浸み込んできます。
初期の段階では、少量の水なので自然に乾くこともありますが建物の内部は日が当たらないところですので、湿度が上がり時間の経過につれ水分は蓄積されます。たまった水分が壁裏や天井裏に移動し、天井から水が滴り落ちてくることも。
そういったことで、雨が降ってなくても表面化した時点で雨漏りに気づくというわけです。
建物内部が水が溜まっている
雨漏りが表面化していないうちは、ポタポタという水音が聞こえない限り気づくことはないでしょう。
建物内部で雨漏りが発生している場合は、屋根の亀裂や外壁の破損箇所から雨水がじわじわと侵入し、天井裏や外壁の内側に水が溜まっていることがあります。
水分は家にとって大敵です。家を構成している柱や建材を劣化させ、カビやシロアリの原因になります。劣化した建材は非常にもろくなり、水をためこむことができなくなって、目に見えるところまで水が到達します。
こういった状況で、天井裏や壁裏を確認すると劣化が非常に進んでいるということもあります。
給水管・排水管などからの漏水
屋根や外壁の劣化により雨漏りすることも多々ありますが、水道の排水管が劣化しそこから水が流れ出て雨漏りをすることもよくあります。
もし、水道の元栓を占めているのに水が漏れている状態なら給水管に問題がある場合も。
また、水漏れがあったりなかったりする場合は排水管を疑いましょう。もし、異臭がする場合はトイレの排水管が原因の可能性があります。
家の形状によっては、天井に給水管や排水管の設備がある場合もあり、管の劣化で水漏れが発生し天井から雨漏りすることもあります。
結露が原因
気密性の高い住宅は、結露が原因ということもあります。
空気中にある水分が室内の温度で温められ、そして急激に温度が下がることにより水滴となり結露が発生します。
冬場や梅雨のジメジメとした季節に窓枠が曇って水分がしたたり落ちているのを目にしたこともあるかと思います。窓や屋根付近は外気温が低いので結露が起こりやすくなっています。結露によってたまった水が建物の内部に入り込み雨漏りを引き起こすこともありますので、除湿対策をし結露を予防してください。
屋根の結露についてはこちらのコラムでも詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
参考サイト
こちらのサイトで屋根の結露対策の一つ、換気棟の枠割などを分かり易く解説しています。
あわせて参考にしてみてください。
屋根の「換気棟」とは?役割やメリット・デメリットを解説
まとめ
雨漏りが目に見えて表面化している時点で、内部ではすでに進行が進んでいます。
天井にシミができているくらいだからとDIYで対応せず、軽度な症状でも早急に調査や点検をして頂き修理することをおすすめします。
DIYによる屋根修理についてはこちらのコラムで解説していますので、参考にしてみてください。
リエイトホームでは、現地調査は無料で行っておりますので、もししばらく屋根や外壁メンテナスをしていなかったり、雨漏りしているかもと思われた際はお気軽にご連絡ください!
あわせて読みたい
屋根の換気棟って何?その役割と雨漏りのリスクについて
家の室内を快適にするため、換気は大切です。特に屋根裏には湿気
雨樋が劣化するこんなことになります!まずは点検を
一般的にどの家庭でも基本的には雨樋はついているものですが、そ
瓦のズレを放置していませんか?雨漏りの原因になるので早めの対策を
先日、千葉市花見川区で棟シーリングと一部漆喰入れ替え工事を行