屋根材の種類をご紹介!屋根材を知って最適な家づくりを
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
屋根材の種類ってどんなものがあるかご存じでしょうか?
今回のコラムでは、代表的な屋根材の種類をご紹介します。葺き替え工事やカバー工法など、屋根修理をご検討でしたらぜひ参考にしてみてください。
目次
屋根材の比較
屋根材の種類は主に大きく分けて8種類あり、価格や耐用年数など特徴は様々です。
どの屋根材が今の家に適しているのか、比較検討できるようまとめました。
屋根材 | 耐用年数 | メンテ | 耐火性 | 耐震・耐久性 | デザイン性 |
---|---|---|---|---|---|
粘土瓦 | 50年~ | 不要 ※但し下地補修必須 | ◎ | × | ◎ |
セメント コンクリート瓦 | 30年 | 30年~40年 | 〇 | △ | ◎ |
化粧スレート | 20〜25年 | 10年~ | 〇 | 〇 | 〇 |
天然スレート | 20〜25年 | 10年~ | 〇 | 〇 | 〇 |
トタン | 10~20年 | 10年~ | △ | △ | 〇 |
ガルバリウム鋼板 | 20~30年 | 15年~ | △ | ◎ | 〇 |
銅板 | 60年以上 | 不要 | ◎ | ◎ | △ |
アスファルト シングル | 10~30年 | 10年ごと | × | ◎ | ◎ |
屋根材のそれぞれの特徴を詳しく
それでは、各屋根材の特徴やメリット・デメリットなど詳しく解説していきます。 どんな素材でどんな特徴があるのかを知っておくことで、最適だと思うものを選んでください。
粘土瓦
日本家屋や神社仏閣に使われ続けてきた屋根材です。定期的なメンテナンスが必要で工事費用は高価格、また瓦自体が重いので耐震性には欠けますが、耐用年数は50年ととても長いことから、家の寿命を重視するなら粘土瓦が最適です。
粘土瓦は寿命が長いので、家を長く維持したい方や資産として残したい人向けといえます。
セメント・コンクリート瓦
セメントやコンクリートの素材でできた瓦です。粘土瓦より安いのでデザイン性も高いのが特徴ですが、粘土瓦と同様に、防音と断熱性に優れていますが、粘土瓦ほど寿命はなくメンテナンスの頻度も高いため、現在は使用されることはあまりなくなっています。安く瓦屋根にしたい方向きの屋根材です。
粘土瓦のメリット安価で取り入れことができますが、リスクが高いので慎重に検討したほうがよいでしょう。
化粧スレート
セメントなどの材料で板状になった屋根材です。重量は軽く耐震性にたけていて、カラーバリエーションも豊富です。また、人気の高い屋根材であるため、対応可能な施工業者も多いのが特徴です。デザインにもこだわりがあり、平均的な価格や機能性を選びたいのであれば、化粧ストレートを選択するとよいでしょう。
デザインにこだわりたい、コスパ重視でしたら化粧ストレートを選びましょう。
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天然スレート
天然の岩石を加工し薄い板状にした屋根材です。天然の岩石を使用しているので、独特の美しさと個性があります。また、耐用年数が長いのも特徴です。ただし、自然の岩石を使用しているので重量は重いので耐震性が低く、化粧ストレートより高価であるのが難点です。
天然ストレートは人とは違う屋根にしたい方やデザイン性を重視し個性を求める方におすすめです。
トタン
亜鉛でメッキ加工した金属製の屋根材で、雨漏りしにくく価格も安いことから、これまで多く使われていました。ただ、金属製であるため錆が発生したり、遮熱性がないため家の中の温度があがり夏場はクーラー代がかかるなど、デメリットが多く近年では使用することはなくなってきました。
耐用年数が短く、錆や損傷しやすく劣化も激しいので、安さ重視で定期的なメンテナンスができる方向けの屋根材です。
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ガルバリウム鋼板
金属製の屋根材で、アルミや亜鉛など合金をメッキ加工していることから耐熱性に優れています。価格が昔に比べたら落ち着いてきたので、手ごろな価格から機能性のある高価なものまで幅広く取り扱われており、金属系の屋根材では最も人気があります。 金属製でありながら錆びにくいのが特徴の一つですが、アルカリ性に弱いので他の金属との相性が悪く、それが原因で腐食する可能性があります。
屋根の軽量化や耐震化重視、カバー工法で屋根リホームを検討されている方におすすめです。
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銅板
純銅でできた金属製素材で、お寺や神社仏閣などで使用されている屋根材ですが、一般住宅にも施工ができます。軽量で耐久性が高いのが特徴で耐用年数は最も長いです。また、水にも強いので雨漏りがしにくく風にも強いので耐久性は抜群です。一方で、銅素材と工事価格が高額なのと対応可能な施工業者が少ないことがデメリットです。
耐用年数重視で、業者選びの時間と金額をいとわない方向けの屋根材と言えます。
アスファルトシングル
ガラス繊維をベースにアスファルトをしみこませたシート状の屋根材です。表面には石粒を吹きかけますので、好み色にしたりグラデーションも可能です。屋根材の下に施工する防水シートと同じ構造なので防水性が高いのが特徴です。加えて、遮音性や軽量なので耐震性も兼ね備えています。ただ、経年劣化により石粒が剥がれることもあり、また施工できる屋根が限られているのが難点です。
耐震性や防音・防水性が高く性能重視の方やデザイン性を求める方におすすめです。
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まとめ
このように屋根材といっても種類や特徴は様々です。
昔は瓦やトタンが主流でしたが今は材質や性質も様々で選択肢も多くあります。
自分が何を重視しているのかによって最適な屋根材を選択し、長く住み続けられるよう先を見据えて屋根材を検討してみてください。
リエイトホームでは、住まいのお悩みやご予算にあわせて最適な屋根材のご提案とアドバイスをさせて頂いております。
お気軽にご相談ください。
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