屋根のお役立ちコラム

屋根材「スレート」の種類とその特徴を解説!

スレート屋根の戸建て住宅

佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。

多くの住宅の屋根で使用されているスレート。とても人気の屋根材ですが多くの種類がありますので、今回のコラムではそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。葺き替え工事や屋根塗装をする際の参考にしてみてください。

スレートってそもそも何?

住宅屋根用化粧スレートを通称化粧スレートと言い、一般的な住宅で採用されているスレートはこれにあたります。化粧スレートは、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工されていて、施工が容易で価格も安価です。
スレートと言えば、外装建材の大手メーカーのケイミュー株式会社の商品「カラーベスト」や「コロニアル」という名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
ちなみに、スレートのメリットとデメリットは以下の通りです。

スレートのメリット

  • 施工がしやすい
  • 価格が安い
  • デザイン性が高い

スレートの魅力は何といっても価格の安さです。そのため多くの住宅の屋根普及していることから対応できる業者が多いのがメリットの一つと言えます。また、カラーバリエーションも豊富で、家の雰囲気やお好みによってデザインを選ぶことができます。

スレートのデメリット

  • 耐久性が低い
  • 塗装によるメンテナンスが必要
  • 割れやすい

スレートは他の屋根材に比べて耐久性が低く、その耐用年数は15~20年程です。そして元々防水機能がないので、塗装が切れてしまうと水を吸い込みひび割れや反りなどが発生します。そのため8~10年周期で定期的な屋根塗装が必要でコストがかかってしまいます。また、スレートは薄い板状のため飛来物など外的要因で割れてしまうことがあります。

スレートは以前アスベストを使用していましたが、健康被害や環境の観点から2006年から製造や使用は禁止されました。もしそれ以前に建てた家の場合は、屋根修理の際に注意が必要です。
その点に関しては以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

スレートの種類をご紹介

それでは、スレートの種類をご紹介していきます。

天然スレート

粘板岩や頁岩といった天然の石を使用したスレートです。天然素材からできていますので、人工的ではない独特の雰囲気があります。色褪せがしにくく高い耐久性を持っていますが、屋根材や施工費用が高額なため、一般的な住宅にはあまり採用されていません。

平形(ひらがた)スレート

読んで字のごとく平らな形状をしているスレート屋根です。一般的な住宅で多く使用されていてカラーベストやコロニアルはこれに当たります。

厚形スレート

厚みがあり瓦の形状をしているのが厚型スレートです。セメント瓦と呼ばれることがありますが、正式名称はプレスセメント瓦と言います。陶器瓦より安価なため以前は人気がありましたが、瓦より耐久性が低く平形スレートより高価なため現在はあまり使用されなくなっています。
こちらの記事にセメント瓦について紹介していますので、参考にしてみてください。

波形スレート

セメントに繊維素材を混ぜて波の形状のものが波形スレートです。波のサイズによって大波板、中波板、小波板があります。以前はアスベストが含まれていましたが現在では混入されていません。

石綿の事前調査義務化に伴う屋根リフォームで知っておくべきこと

ちなみに、国土交通省HPの石綿(アスベスト)含有建材データベースでは建材にアスベストが含まれているかどうか調べることができます。もしご不安でしたら活用してみてください。
石綿(アスベスト)含有建材データベース

耐久性・遮音性・耐火性に優れていますが、サイズが大きく野地板などの下地を必要としないため住宅には不向きですが工場や倉庫の屋根によく採用されています。

屋根修理・雨漏り修理は佐倉市のリエイトホームへご相談ください!

スレート屋根ってどんな屋根材?特徴やメリット、メンテナンス方法を徹底解説

スレート屋根の劣化のサインとメンテナンス

ここでは一般的な住宅で多く採用されている平形スレートの劣化症状とメンテナンスについてご紹介します。
もし以下のような症状があれば要注意です。

  • 色褪せ
  • ひび割れ・反り・欠け
  • 苔やカビの繁殖

先ほどもお伝えしましたが、住環境などにもよりますがスレートは8~10年程度で塗装が剥がれてきます。塗装が剝がれると色褪せしてきます。その後、防水効果がなくなったスレートに雨水がしみ込みカビや苔の繁殖、また水分が膨張と乾燥を繰り返すことでひび割れや反りといった症状が現れます。定期的な屋根塗装を行うことでそれを防げますが、もし損傷がある場合は雨漏りの発生原因になりますので部分補修が必要です。
ただ、きちんとメンテナンスを行ったとしても耐用年数を迎えるころには屋根材下の防水シートや下地も劣化してきますので、葺き替え工事やカバー工法などの屋根修理を行ってください。
こちらの記事にスレートの劣化症状やメンテナンスについて詳しく書かれていますので、あわせてご覧ください。


まとめ

人気があり多くの屋根に使われているスレート。その種類は様々あることをお判りいただけましたでしょうか。一般的な住宅は化粧スレートが使用されていますので、その特徴を知って適切にメンテナンスを行えば丈夫で長く保つことができます。

千葉県佐倉市にあるリエイトホームではスレートの屋根塗装はもちろん、葺き替え工事やカバー工法などの屋根修理を得意としています。



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