ガルバリウム屋根のメリットとデメリットをご紹介

2022.10.11

屋根材

佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。

屋根材と一口に言っても、瓦屋根やスレート、金属素材のトタン屋根などいろいろな種類があります。
屋根修理を考えたときに、費用対効果が抜群な屋根材がガルバリウム屋根です。今回のコラムでははガルバリウム屋根についてご紹介します。

1 ガルバリウム屋根の特徴
2 ガルバリウム屋根のメリット
3 ガルバリウム屋根のデメリット
4 まとめ

ガルバリウム屋根の特徴

ガルバリウム屋根は、金属製の屋根材でアルミや亜鉛など合金をメッキ加工していることから耐熱性に優れています。価格は昔に比べたら落ち着いてきましたので、手ごろな価格から機能性のある高価なものまで幅広く取り扱われており、金属系の屋根材では新築や屋根修理、屋根リフォームと最も人気があります。金属製でありながら錆びにくいのが特徴の一つですが、アルカリ性に弱いので他の金属との相性が悪くそれが原因で腐食する可能性があります。
以下に詳しくメリットとデメリットをいくつかご紹介します。

ガルバリウム屋根のメリット

まずはメリットから。

軽量で耐久性が高い

金属製の屋根のトタン屋根は錆びやすく耐久性も低いですが、それに比べガルバリウム鋼板は耐久性が高いということが一番のメリットです。屋根は日々紫外線や雨風の刺激や寒暖差などの影響をもろに受けています。外部からの刺激により劣化が起こると金属製の屋根材の場合は錆が発生します。ガルバリウム鋼板は錆に強いという特徴があることから耐久性が高いというわけです。
その耐久性の高さは、瓦屋根に匹敵します。

屋根の軽量化で地震に強い家に！屋根材と屋根修理の方法をご紹介

屋根の耐震リフォームにはどんな方法がある？

防水性が高い

ガルバリウム鋼板は金属でできているので水分を弾くことができます。水を通さないことから屋根から水が浸入しにくく、劣化したスレートのように水分の吸収と乾燥により屋根材が割れたりすることもありません。そういった点で漏りに強い屋根と言えます。

加工しやすく自由度が高い

ガルバリウム鋼板は、薄く軽量なことから加工が容易です。施工の自由度があり、様々な形状の屋根に対応できます。また、簡単に加工でき扱いやすい屋根材と言えます。その他、メンテナンスの必要性が低いこともよい点です。

耐震性が高い

ガルバリウム鋼板薄くて軽量の上強度もあることから、耐震性に優れています。
屋根材が軽いと、建物の重心が下がり地震の揺れが起こった際は家へのダメージが少なくなります。また、軽量なガルバリウム鋼板は、カバー工法などといった屋根リフォームによく使用されます。特にカバー工法は、古い屋根の上から新しい屋根材を施工するため二重構造になり重さが増しますが、軽量なガルバリウム鋼板なら重量を軽減できます。

ガルバリウム屋根のデメリット

次にデメリットをご紹介します。

衝撃に弱い

ガルバリウム鋼板は耐久性は高いですが、台風や暴風が吹いた際に、もし飛来物が屋根に当たって凹んだり傷つくことがあります。強度はある程度あると言えども薄い金属製の板ですので、強い衝撃に強くないと言えます。

遮音性・断熱性能に劣る

先ほどもお伝えしましたが、ガルバリウム屋根は薄い金属の板のため、トタン屋根と同様に音を通しやすく熱を遮断することが不得意な特徴があり、遮音性や断熱性という面では他の屋根材に比べると劣ります。対策としては、遮音シートや断熱シート、遮熱塗装を施すことにより解決することもあります。

板金職人の施工が必要

ガルバリウム屋根は金属製なので、施工は板金職人が行います。
一般的な屋根修理に比べると、専門的な技術を要するので施工単価が割高になることも。また、板金職人の腕の良しあしで屋根の品質が変わり寿命にも影響します。

まとめ

耐久性も高く複雑な形状に加工でき、シャープでスタイリッシュな素材で人気のガルバリウム屋根ですが、衝撃に弱く施工費用も若干高めというデメリットもあります。
新しく家を建てるとき、または長年住み続けてきた住まいの屋根が古くなって屋根修理を行いたい、そんな時に屋根に使われている屋根材はどんなものがあるのかを知っておくと、自分の目的や希望に適した屋根が見つけることができますので、特徴をしっかり理解して、先を見据えた屋根材選びの参考にしてください。