強風による屋根の被害に要注意!風が強い千葉県で知っておきたい屋根の症状
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
千葉県は年間を通じて比較的温暖な気候ですが、銚子市気象台HP(https://www.data.jma.go.jp/choshi/shosai/bousai/kishoutokusei.html)にもある通り
一般的に海岸線沿い、南や北に開いた海に面した地域などで強い風が吹きます。 千葉県内における年間を通しての平均風速は沿岸部でおよそ3~6m/s、内陸部でおよそ2m/s以下です。ただ、内陸部でも成田では風が吹きやすく年間を通しての平均風速は3.7m/sとなっています。
日最大風速の平年値を見ると、千葉市を中心とした東京湾内湾と、銚子市を中心とした地域は、県下でも強い風が多く、日最大風速10m/s以上の日数の平年値が、銚子では140日以上、千葉では70日以上あります。 また、内陸部でも成田はやはり風が吹きやすく、52日と多くなっています。
千葉市に関しては、銚子市に次いで風が強い日が多いエリアです。日最大風速が10メートル以上の日数は80日近くも。
風が強いと生活の面でも心配ですが、建物への影響や被害もありますので注意が必要です。
今回のコラムでは、風による屋根への被害についてご紹介したいと思います。
強風による屋根への被害
強い風が吹いてたら屋根材や屋根の一部が飛ばされる、とイメージされる方が多いのではないでしょうか。
強風による飛来物が窓や物に当たり、窓ガラスが割れた、近隣の建物に当たってしまったなんて被害もありますので、甘く見てはいけません。このような二次被害を防止するためにも、以下のような症状があれば早めに屋根修理やメンテナンスを行いましょう。
棟板金の浮き
強風によって屋根に被害が多いのは棟板金です。
スレート屋根やガルバリウム鋼板などの金属屋根には、屋根材同士が交差する箇所の隙間をカバーするため天辺に棟板金が設置されています。
屋根の一番高い場所にあるため、風の影響を非常に受けやすい場所です。
通常、棟板金は釘やビスで固定されていて隙間をコーキングでしっかりと埋めていますが、年月が経つと釘やビスの緩みやコーキングが劣化し、棟板金の浮きや隙間ができます。そのような状態で風が吹き込んでしまうと飛ばされる危険性があります。
棟板金のメンテナンスが重要な理由については、下記の記事に紹介していますのであわせてご覧ください。
瓦同士に隙間ができている
他の屋根材と比較すると、瓦は重量もありしっかりしているので風で飛ばされるようなことはないと思われている方も多いかと思いますが、そうではありません。
しっかりと固定されている瓦屋根の場合は多少の風では影響はありませんが、瓦がずれそこに隙間があると、固定力が弱まった瓦の隙間に強い風が吹き込んで飛ばされることは多々ありますので注意が必要です。
スレートの反り
スレート屋根の場合は、正常な場合は強度があり強風でも問題ありませんが、劣化が進んでいる状態だと風の影響で被害が生じる場合があります。
スレートは本来、防水機能がなく塗装によって守られています。その塗装は10年ほどしたら剥がれ、その状態で放っておくとスレートが雨水などの水分を吸収しその後乾燥し、膨張と伸縮をを繰り返すことで反りや割れが生じてきます。そのような状態ですと、風の影響を受けやすく容易に飛ばされてしまいます。
スレート屋根の劣化症状については、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
スレート屋根ってどんな屋根材?特徴やメリット、メンテナンス方法を徹底解説
まとめ
このように、普段あまり気にしていない屋根の症状から強風の被害につながってしまいます。屋根が飛ばされてご自宅の壁や窓、近隣の皆様にもご迷惑がかかる可能性や通行人への危険性もありますので、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
風の影響が多い千葉市や銚子市などにお住まいの方は、これを機に屋根の点検をされてみてはいかがでしょうか。
リエイトホームでは、屋根修理をはじめ棟板金のメンテナンスも行っておりますのでお気軽にご連絡ください。
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