屋根のお役立ちコラム

屋根を支える「垂木」!劣化する原因と修理方法を解説

一戸建ての垂木部分のイメージ

佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。

屋根には様々な部位がありそれぞれ重要な役割を担っています。
今回のコラムでは、屋根を支える「垂木」について解説していきます。屋根の内側の土台ですので、普段目にすることはなく知らない人がほとんどかと思いますが、その重要性を知っておくことで屋根修理や屋根リフォームの際に役に立つこともあるので、屋根にお悩みや問題がある方はぜひ参考にしてみてください。

垂木とは

勾配がある屋根には必ず垂木(たるき)があります。下地の野地板や防水シート、屋根材はこの垂木によって支えられている土台にあたります。最上部の棟木、中段にある母屋(もや)、下段の軒桁に対して垂直に立てられいて、棟木から軒先に向かって垂れ下がっているように設置されていることから「垂木」と呼ばれています。

垂木の構造

垂木は、野地板や防水シート、屋根材といった屋根の部材を設置するための棒状の木材で構成された土台です。垂木の上に野地板と防水シートを施工し、これが屋根の下地になります。その下地の上に屋根材が設置されます。なお、垂木は特殊な形状をした金具を用いて釘やビスによってしっかりと固定されています。

ちなみに、防水シートについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

垂木のサイズ

垂木は、屋根材の種類や重さによってサイズが変わります。
主な屋根材のサイズは以下の通りです。

瓦屋根
瓦屋根の垂木は、7.5×6cmが一般的です。
瓦はご存じの通り、丈夫ですが重量が重く垂木のサイズは太目になっています。もし軒の出が長い屋根の場合は、9×6cmや10.5×6cmのものが使われることもあります。
スレート屋根
スレート屋根の場合は、6×4.5cmが一般的です。
多くの住宅で採用されているスレートですが、瓦と比較すると重量は軽いのでそんなに細くはありません。ただ、軒の出が長い場合は、軒を支えるためにそれよりも太い7.5×4.5cmか9×4.5cmのものを使用する場合もあります。
ガルバリウム鋼板屋根
ガルバリウム鋼板屋根の場合は、6×4.5cmが一般的です。
金属屋根材で人気のガルバリウム鋼板は軽量なので、垂木のサイズは小さめです。ただ、ガルバリウム鋼板は種類が多くありそれによって重さも違いますので、それによって垂木のサイズは変わってきます。また、他の屋根材と同様に
軒の出が長い場合は太いものを使用することもあります。

屋根修理・雨漏り修理は佐倉市のリエイトホームへご相談ください!

垂木の種類

垂木は角材ですが、その木材の種類は様々です。
よく使われる種類をいくつかご紹介します。

スギ

杉は垂木によく使用される木材です。
国内で多くの場所で植林されていますので、安定して材料を確保できます。また、まっすぐに伸び脂分もそれほどないことから加工がしやすいといった特徴があります。

エゾマツ

エゾマツは、北海道で多く造林されている木材です。杉と同様にまっすぐ成長し美しい木目が特徴です。軽量で加工が容易ですが、耐朽性が劣ることから湿度が高い地域での使用は向いていません。

米マツ

米マツは、北米から輸入されている木材です。
丈夫で加工しやすい特徴があり木目も綺麗ですが、時間が経つと経年劣化によって黒ずみが目立つようになります。

米ツガ

米ヅカは北米から輸入されている木材で、その特徴は米マツと同様に木目が美しく加工がしやすい特徴があります。
ただ、割れやすく耐朽性が劣るので湿気の多い地域には不向きです。

垂木が劣化する原因と修理方法

ご説明した通り、垂木は屋根を支える重要な部分ですので劣化や問題がある場合は屋根修理をする必要があります。

垂木の劣化原因

屋根材や下地の野地板、防水シートに不具合がなければ垂木が損傷することは基本的にありません。
ただ、雨漏りが発生し内部に雨水が浸入してしまうと垂木にも水があたってしまい、そこから腐食してしまいます。また、大量の雪が降り積もってその重さで垂木が歪んだり最悪の場合折れたりすることもあります。

垂木の修理方法

垂木全体に劣化がある場合は、野地板や防水シートを剥がさないといけなくなりますので、大規模な工事になります。瓦屋根の場合は、屋根材を再利用できますので葺き直し工事で対応できますが、それ以外は葺き替え工事一択になります。もし部分的な劣化なら、新しい垂木で添え木をして補修ができる場合があります。ただこの部分補修は、劣化している場所を正確に見極めて部分的に補修するため、技術と経験が必要とされます。

参考サイト

垂木も含め屋根の部材が劣化すると雨漏りなど被害が拡大してしまいます。
こちらのサイトで屋根の劣化症状を分かり易く解説していましたので、併せて参考にしてみてはいかがでしょうか。

屋根の劣化の種類について紹介!該当があれば無料点検をしましょう

まとめ

垂木は家や建物の内部にありますので、劣化していても気がつかない場合が多いです。もし、垂木が折れてしまうと、大掛かりな工事になり費用も高額になります。
そうならないためにも、屋根の状態を定期的に確認しメンテナンスや屋根修理を行うことが大切です。

佐倉市のリエイトホームでは、屋根修理や雨漏り修理の実績多数です!



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