陸屋根の防水方法は何がいいの？工事方法と特徴をご紹介

2023.04.06

屋根修理

佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。

陸屋根は傾斜がなく平らなため防水対策が大切です。防水機能がないと雨漏りが発生するリスクがありますので、メンテナンスは大切です。
でも、一口に防水と言っても工事の種類は様々でどれが適しているのか迷いますよね。
今回のコラムでは、陸屋根の防水工事の方法とその特徴をご紹介しますのでご検討中の方は参考にしてみてください。

1 陸屋根のこんな症状があれば要注意
- 1.1 部分補修・メンテナンスで対応できる症状
- 1.2 屋根修理・防水工事が必要な症状
2 陸屋根防水工事の種類
3 まとめ

陸屋根のこんな症状があれば要注意

もし陸屋根にお住まいの方で、屋根にこんな症状があれば要注意ですのでチェックしてみてください。
なお、屋根の形状別の防水工事については下記のコラムで紹介していますのであわせてご覧ください。

屋根に防水工事は必要？屋根の形状別に修理方法をご紹介

部分補修・メンテナンスで対応できる症状

陸屋根の床面に下記のような症状がある場合は、防水層の耐用年数が過ぎている可能性があります。症状が大きくならないうちに部分補修やメンテナンスを行ってください。もし、屋根に雑草が生えている場合は無理に抜くと損傷する場合がありますので注意が必要です。

床目の防水層に亀裂が入っている
排水溝が詰まっていて水が流れない
雑草が生えている

屋根修理・防水工事が必要な症状

もし下記のような症状があれば早めの対策が必要です。陸屋根の防水機能が失われている状態ですので、躯体まで水が浸入している可能性があります。度合いによっては陸屋根全面の大掛かりな工事になることもありますが、まずは専門業者へ点検を依頼しましょう。

床面が膨張して膨らんでいる
床面に剥がれがある、裂けている
雨漏りしていて室内にシミがある

陸屋根防水工事の種類

陸屋根は4種類の防水工事方法があります。それぞれのメリット・デメリットもご紹介しますので、お住まいの屋根にあった工法で工事をご検討ください。

シート防水

安定した防水性を持ちながらコストを抑えて工事ができる工法です。また、カラーバリエーションやデザインも豊富なので見た目にこだわりたい方におすすめと言えます。塩ビ製のシートを接着剤や熱にって張りつけて施工しているので、シートの耐用年数を迎えるまでメンテナンスはほぼ必要ありません。
ただ風の強い地域での施工は難しく、職人の腕によって仕上がりに差がでるといった点はデメリットの一つです。

シート防水のメリット

工事・メンテナンス費用が安価
耐久性に優れている
シートを被せて施工するため下地を選ばない
工事期間が短い

シート防水のデメリット

風の強い場所は不向き
平坦な床面でないと施工できない

FRP防水

FRP防水はとても丈夫な防水面が形成されますので、大型施設の屋上や駐車場によく使われている工法です。一般的な住宅の場合はベランダなど人の出入りが多い場所や重たい荷物を置く場所に採用されています。
施工方法は、プラスティック製の繊維FRPシートを敷きその上からポリエステル製の樹脂を塗って防水層を形成します。
なお、FRP防水は伸縮に弱いので木製の下地の場合は施工することができません。

FRP防水のメリット

丈夫な防水層が形成できる
軽量
工期が短い

FRP防水のデメリット

費用が割高
施工できる場所に制限がある

高耐久性をもつFRP防水のメリットやデメリットを解説

ウレタン防水

陸屋根の条件を選ばず施工できるのがウレタン防水です。
施工方法は、液状のウレタン樹脂を複数回重ね塗りします。施工が簡単なので複雑な場所でも工事が可能です。ただ、乾燥してからでないと塗り重ねることができないので、工期が長くなります。

ウレタン防水のメリット

費用が比較的安い
複雑な形状でも施工可能
柔軟性がありひび割れしにくい

<h5ウレタン防水のデメリット

職人の腕によって仕上がりに差が出る
工期が長い

ベランダ防水に最適！ウレタン防水塗装のメリットやデメリットについて

アスファルト防水

アスファルト防水は非常に防水性が高くなりますが、重量が重たいため建物への負担が大きく耐震性が低くなります。
施工方法は2種類あり、バーナーでアスファルトを炙りながら施工するトーチ工法とアスファルトのシートを接着剤で張りつけて施工する冷工法があります。既存の陸屋根にアスファルト防水をすることは少なく、主に新築時に採用されます。

アスファルト防水のメリット

防水性が高い
耐久性に優れている
メンテナンスコストを抑えることができる

アスファルト防水のデメリット

工事費用が高い
耐震性が低い
トーチ工法の場合は工事中に臭いが出る

まとめ

陸屋根にはいくつかの防水工事の方法があることをおわかりいただけたでしょうか。それぞれにメリットやデメリットがあり工事費用も違いますので、ご予算や今お住まいの屋根に適した防水工事をお選びいただくとよいでしょう。
防水が切れてしまうと雨漏りを引き起こすことになりますので、問題がある場合はメンテナンスや屋根修理を行ってください。

陸屋根で行う防水工事について。定期的なメンテナンスで雨漏り防止をしよう

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