金属屋根は音がうるさい？その原因と遮音対策について

2023.02.09

屋根材

佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。

ガルバリウム銅板などの金属性の屋根は軽量なことから、葺き替え工事やカバー工法などの屋根修理の際によく使用される屋根材です。ただ、金属製で薄いので雨が降った時に雨音がうるさいといったデメリットもあります。
今回のコラムでは、金属屋根の音の原因とその対策方法についてご紹介します。

1 屋根材ごとの遮音性
2 金属屋根の音がうるさい原因
- 2.1 雨音
- 2.2 温度差による伸縮
3 金属屋根の防音対策
4 まとめ

屋根材ごとの遮音性

屋根材の種類によって雨音などの騒音の違いがあります。

トタン屋根

トタンはコストが安く施工が簡単なことから、以前は一般的な住宅の屋根に使われてきました。現在では、トタンに代わる性能が高い屋根材が登場し住宅の屋根には採用されることが少なくなりましたが、工場や倉庫にはまだ多く使われています。
薄くて軽量なことから耐震性に優れていますが、雨が降った際は薄いゆえに振動が大きく音が響いてうるさくなってしまいます。

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ガルバリウム銅板屋根

金属屋根で耐久性が高く錆びにくい特徴があり人気の屋根材の一つです。軽量なので耐震性にも優れていますのでカバー工法でよく使われています。施工の際に断熱性を竹めるため下地の形成がしっかりと行うことで、金属製のわりには遮音性が向上します。また、ニチハ株式会社の「横暖ルーフ」は遮音性に優れた商品もあります。
ガルバリウム銅板や横暖ルーフについては、以下の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。

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スレート屋根

スレートもガルバリウム銅板と同様人気の屋根材の一つです。天然石の天然ストレートとセメントに繊維素材を混ぜた板状の化粧スレートがあります。なお、一般的にスレートといえば化粧スレートを指します。
スレートは重量もほどほどにあり施工の際は重ね合わせていきますので、屋根に厚みがでることから遮音性があると言えます。ゲリラ豪雨などの強烈な雨でないかぎり、室内では雨音がそれほど気になりません。

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瓦屋根

日本で昔から多くの住宅の屋根には瓦が使われ、丈夫で厚みがあることから遮音性に優れています。ただ、厚みがあることによって音は遮断できますが重量が重いので耐震性には欠けます。

金属屋根の音がうるさい原因

金属屋根がうるさい原因は主に２つです。

雨音

先程からお伝えしている通り金属屋根は薄いため音が響きやすく、雨水の振動によって音が増長され更に音が大きくなってしまいます。
特に大雨やゲリラ豪雨などの際は室内にいてもうるさく感じます。

温度差による伸縮

雨音以外にも晴れている日でも屋根から音がする場合があります。
金属製の屋根は、朝晩の気温差や気候の寒暖差によって伸縮します。夜に冷えた屋根材が日中太陽の熱にさらされるとギシギシやミシミシと音がします。これは熱伸縮によるものです。

金属屋根の防音対策

金属製のものは何かか当たったときにどうしても音が響いてしまいます。屋根材も同様で大粒の雨や激しい雨が降った際には会話ができないほどうるさくなることも。何を重視したいかによるかと思いますが、遮音性を重視するなら瓦屋根といった選択肢もありますが、耐震性が劣るなどデメリットもあり一長一短です。
軽量で耐震性を維持しながら遮音性を兼ね備えたい、そういった場合は下記のような対策をしてみてはいかがでしょうか。