次世代のガルバリウム鋼板「SGL鋼板」その特徴をご紹介!
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
ガルバリウム鋼板が進化した今話題になっている建材「SGL(エスジーエル)鋼板」ってご存じでしょうか?
次世代のガルバリウム鋼板とも呼ばれ、非常に高い耐久性を誇り、屋根材の他外壁材など様々な用途で使用されていて注目を集めています。
今回のコラムでは、そんなSGL鋼板の特徴について解説していきます。
目次
SGL鋼板とは
SGL鋼板は、建築物用鋼板メーカーの日鉄鋼板株式会社(日本製鐵株式会社の子会社)が、ガルバリウム鋼板をベースに、耐食性を向上させた商品です。
SGLのGLはガルバリウム鋼板を意味していて、高品質を表すSuperior、特別のSpecial、超越のSuperなどにもある頭文字のSが付き「SGL」と名付けられました。
ガルバリウム鋼板は亜鉛+アルミニウム+シリコンでできていますが、SGL鋼板はそれに加えマグネシウムが含まれています。
SGL鋼板のメリット
高い耐久性で知られているガルバリウム鋼板ですが、SGL鋼板はそれを上回る耐久性を誇ります。日鉄鋼板株式会社の耐食性試験によるとガルバリウム鋼板の3倍の耐食性を維持し、腐食しにくいといった特徴があります。
また先ほどの少し触れた通り、SGL鋼板に含まれるマグネシウムが亜鉛メッキ層を強化し、高い耐久性を実現することができました。更に、電子の通しやすさを意味する電子伝導率が低いため、腐食電流を抑えるといった特徴もあります。
SGL鋼板のその他のメリットについては以下の通りです。
錆びにくい
先程もお伝えした通り、SGL鋼板は非常に高い耐食性があります。
金属製の建材は腐食しないよう表面にメッキ加工されていていますが、そのメッキが剥がれてしまうと錆が発生します。一方、SGL鋼板に含まれるマグネシウムはイオン化しやすく、亜鉛系保護皮膜の形成を促す効果があります。それに加えて、マグネシウムによって保護膜がきめ細かくなり安定することから錆びにくくなっています。
塩害に強い
千葉県の浦安市、市川市、船橋市、千葉市、市原市といった海に近い沿岸地域では、海の潮風によって建物や家の金属部分が酸化し錆びやすくなります。屋根やサッシ、雨樋、ベランダなどに使用されている金属が塩分によって錆て劣化が進みやすいのですが、SGL鋼板は錆びにくいといった特徴があるため塩害の保証適用範囲が海から500mとガルバリウム鋼板よりも近くなっています。また保証期間も25年あり安心です。
その他の塩害に強い屋根についてはこちらの記事でも紹介しています。
軽量
ガルバリウム鋼板と同様にSGL鋼板も軽量なので、耐震性が高いといったメリットがあります。
屋根が軽量だと地震の揺れを軽減でき、建物や家の負担を少なくできます。
軽量なことから、カバー工法にも適した建材と言えます。
屋根の軽量化についてはこちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
加工しやすい
金属製の屋根材や外壁材を施工する際には、切断したり曲げたりして加工することが多くあります。その際に、折り曲げた部分のメッキが薄くなりやすく、そこから錆が発生し劣化が進行してしまいますが、SGL鋼板は加工時の腐食進行を抑える働きがあります。また、優れた加工性がありますので、自由にデザインすることも可能です。
SGL鋼板の屋根材をご紹介
そんな優れた建材のSGL鋼板を使用した代表的な屋根材をいくつかご紹介します。
スーパーガルテクトシリーズ
スーパーガルテクトシリーズはアイジー工業が製造販売している商品の一つです。
金属屋根の多くいは雨が降った際に音がうるさいといったデメリットがありますが、スーパーガルテクトには断熱材が張られていますので室内の温度を快適にするほかに、気になる雨音を軽減されるようになっています。
また、フッ素仕上げにすると穴あきや錆、変退色のメーカー保証がつきます。
カラー展開やデザインも豊富なので、家の雰囲気によって選べるといった点は人気の理由の一つです。
以下のコラムでスーパーガルテクトについて紹介していますので、参考にしてみてください。
スーパーガルテクトってどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
横暖ルーフプレミアムSシリーズ
大手内外装建材メーカーが製造販売している横暖ルーフプレミアムSシリーズは、SGL鋼板をベースにフッ素塗料で仕上げられている商品です。その特徴は、横暖ルーフが特許を取得している加工方法で、水が隙間から入りにくい工法で雨漏りに強い屋根にすることができます。
また、スーパーガルテクト同様に断熱性にも優れているといった特徴があります。
横暖ルーフについてはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
建材は、メーカーの技術開発により日々進化し続けています。
金属屋根と言えばガルバリウム鋼板と呼ばれていますが、これからはSGL鋼板の時代がきています。
もしカバー工法などの屋根修理をお考えなら、SGL鋼板の屋根材を選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
佐倉市のリエイトホームでは、SGL鋼板の屋根材の取り扱いや実績ももちろんございます。
佐倉市、千葉市、市原市、銚子市、船橋市、館山市、木更津市、君津市、我孫子市など千葉県全域に対応しております。
千葉県の沿岸部で塩害被害のご心配のある方や屋根の軽量化をご検討なら、佐倉市から迅速に駆け付けますのでどうぞお気軽にお問い合わせください!
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