カラーベストってどんな屋根材？その特徴とメンテナンス方法について
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
屋根修理や屋根塗装を調べていたら「カラーベスト」という言葉を目にしたことはありませんか？
あまり聞きなじみのない方もいらっしゃるかもしれませんが、人気の屋根材の一つです。
今回のコラムでは、そのカラーベストの特徴とメンテナンス方法についてご紹介していきます。
目次
屋根材カラーベストとは
カラーベストは、外装建材の大手メーカーのケイミュー株式会社から販売されている平型化粧スレートの製品名です。総称してスレート、と呼ぶことが多いですが製品名やシリーズ名が浸透したためスレート屋根のことをカラーベストやコロニアルと呼ばれる場合があります。
瓦よりも軽く耐震性が高い上、施工の際は「全数釘止め工法」ですべて釘で固定しているため、台風などの強風で飛ばされるリスクも少ないです。
安価でカラーバリエーションが豊富なことから、多くの住宅の屋根に採用されています。
カラーベストのメリット
カラーベストの主なメリットは以下の通りです。
- バリエーションが豊富
- カラーベストは、波型のデザイン、石材調、レンガ調、グラデーションなどデザインのバリエーションが豊富で、またカラー展開も多いことから和風から洋風まで家の雰囲気や好みによって合わせることができます。色違いのものでも選べるので屋根に個性を出すことが可能です。
- 価格が安め
- 瓦やガルバリウム鋼板など、他の屋根材と比較すると低価格なので初期費用を抑えて工事を行うことができます。
- 施工が容易
- カラーベストは薄い板状になっていて、先程も少しお伝えした通り釘などで固定して施工しますので、施工が容易です。そのため工期も短くて済み費用的にも安くなるというわけです。
- 家への負担が少ない
- カラーベストは瓦と比較すると半分くらいの重さしかありませんので、屋根の重量を軽くできます。屋根が軽量だと、地震の揺れを軽減できダメージを減らすことができます。
カラーベストのデメリット
カラーベストの主なデメリットは以下の通りです。
- メンテナンス頻度が高い
- カラーベストはセメントが主成分なので、塗装によって防水しています。もし、その塗装が切れてしまうとカラーベストが劣化し雨漏りを引き起こす可能性があります。そのため塗装による定期的なメンテナンスが必要です。
- 凍害の恐れがある
- カラーベストの塗装が剥がれコンクリートに水がしみ込んでしまうと、冬の寒い記事は内部が凍り膨張し、それが原因でひび割れが起こることがあります。そいう言った理由から寒い地域には不向きな屋根材と言えます。
カラーベストの主な劣化症状
もしカラーベストに以下のような症状があれば要注意です。
ひび割れ、欠け
先程ご説明した通り、カラーベストの塗装が剝がれてしまうと内部のコンクリートに水がしみ込んでしまい膨張し、その後乾燥し収縮します。それを繰り返すことでひび割れや欠けてしまいます。そこから、雨漏りにつながることがあるので放置は禁物です。
色あせ
塗料は日が経つにつれて、紫外線や雨風などの刺激により徐々に塗膜が劣化し色が褪せてきます。塗膜が剥がれてくるとひび割れや欠けにつながりますので、色が褪せてきたら塗り替えのサインですので塗装をご検討ください。
苔や藻、カビ
カラーベストの塗装が剥がれて水がしみ込んでしまうと、苔や藻、カビが発生することがあります。屋根の日陰の部分で日当たりが悪いと特に多くなりやすいです。
カラーベストの屋根修理・メンテナンス方法
屋根塗装
カラーベストの塗装が剥がれてしまうと防水機能がなくなりますので、屋根塗装は10年を目安に行ってください。もし塗装が切れてしまうと先程お伝えしたような劣化症状が発生し雨漏りのリスクが高まりますので、塗装の剥がれの放置は厳禁です。
屋根カバー工法
既存の屋根材の上から新しい防水シートと屋根材を被せて施工するのがカバー工法です。
カラーベストの耐用年数は製品によって違いますが、屋根塗装では対応しきれなくなった場合はカバー工法かこの次に説明する葺き替え工事をご検討ください。
カバー工法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
屋根の葺き替え工事
葺き替え工事は屋根を丸ごと新しくする工事です。
屋根修理の中で最も大掛かりな工事になりますが、屋根材の他下地の野地板や防水シートが全て新しくなりｍすので新築同様の屋根に蘇ります。
葺き替え工事については、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
カラーベストは定期的な屋根塗装により長持ちする屋根材です。ただ、10年周期で定期的に塗装を行ったとしても、いずれ耐用年数を迎えて大掛かりな屋根修理が必要になります。カラーベストは製品によって耐用年数は違いますが10〜35年と言われていますので、耐用年数を迎えるころに屋根修理をご検討いただくとよいでしょう。
スレート（カラーベスト）屋根の特徴や長持ちさせる為のメンテナンス内容をご紹介
スレート屋根ってどんな屋根材？特徴やメリット、メンテナンス方法を徹底解説
佐倉市のリエイトホームでは、屋根塗装はもちろんカバー工法や葺き替え工事といった大掛かりな工事も対応可能です！
佐倉市、千葉市、市原市、銚子市、船橋市、館山市、木更津市、君津市、我孫子市など千葉県全域に対応しております。
カラーベストの葺き替え工事や屋根塗装をご検討でしたら、迅速に駆け付けますのでお気軽にお問合せください！
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