屋根塗装で多いトラブルの事例をご紹介
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
屋根塗装は手軽に行える工事の一つと言えますが、安さだけで選んでしまうと予期せぬトラブルになりかねません。ここでいくつかの事例をご紹介します。
目次
屋根塗装のトラブル事例
高圧洗浄がいい加減
屋根塗装をする前にきれいに洗われていないと、塗料の付着が悪くなりますのでせっかく塗ったのにすぐに剥がれてしまう可能性があります。中には高圧洗浄をかけない業者や短時間で適当に終わらせる業者もいます。塗装を長持ちさせるためには屋根をきれいにすることは非常に重要です。
塗り回数を守らない
塗り回数は基本的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3度塗りと言われていますが、基本的に塗料メーカーが定めた塗り回数をまもらないと、本来の性能や効果が十分に発揮されません。もしこの塗り回数を守らないと耐久性も維持できず、塗りなおさないといけない羽目に・・・・。
縁切りをしない
化粧スレート屋根塗装の場合、屋根材と屋根材が重なり合う部分が塗膜で埋まってしまいます。そのため縁切りという工程でタスペーサーを挿入し水が流れる隙間を空ける作業をします。これを設置しないと雨漏りや結露の原因になりますので、これをしない業者は手抜き工事業者といえます。
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職人が経験不足
屋根塗装の場合、外壁と比較すると簡単に行えるため、経験や技術、知識不足の職人が施工する場合も少なくありません。屋根に適した塗料の選び方や塗り方など専門的な知識と技術が必要とされますので、費用が安いからと言って安易に選んでしまうと後々トラブルや不具合が起こる可能性があります。
足場工事が極端に安い
屋根修理を行う際は基本的に足場を組みます。それは、作業員の安全性の確保のためと作業を円滑に行うためなどの目的があり、人件費や材料費などがかかりますのでそれには費用が必ず発生します。
「今なら足場代を無料にしますよ」、「近隣で屋根修理していてその足場を使うので安くできますよ」なんてうたい文句で工事の契約を取ろうとする業者も中にはいますが、実は別の項目に上乗せしていたり後から請求されたりすることも。
そんなことをする業者は悪徳業者の可能性が高いので、修理費用の相場をチェックし、足場代が極端に安い・足場代費用がないといった場合は注意が必要です。
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雨が降っているときにでも工事を行う
雨の日に屋根塗装は絶対に行いません。その理由は主に3つあります。
- 耐久性が劣る
- 乾燥が不十分で剝がれやすくなる
- 塗装にムラが出る
雨天時に屋根塗装を行うと、当たり前ですが雨水と一緒に塗料が流れます。せっかく塗った塗料が薄くなるので自動的に耐久性が低下してしまいます。
雨天時には空気中の水分が多くなり湿度があがります。そのような状況で塗装してもしっかり乾きません。乾燥が不十分のまま塗料を塗り重ねても後々すぐにはがれてしまいます。
せっかく塗装するのですから仕上がりもきれいさも重要です。
雨が降っているときに塗装をしてしまうと、塗料が垂れてしまい乾燥する前に雨があたってしまいムラがでて見た目が悪くなります。
高圧洗浄を適当に行う
工期を短くしコストを抑えるため、高圧洗浄をいい加減に行ったり、中にはこの工程を省く手抜き業者も存在します。高圧洗浄で、古い塗膜や屋根についているカビ、苔、藻など、既存の塗装面に付着した汚れを落とさないまま塗装を行うと塗料本来の力が発揮できずすぐに劣化が進んでしまいます。高圧洗浄をしっかり行うことで、仕上がりにも差が出てきますので重要な工程です。
屋根材のヒビを補修しない
スレート屋根の場合は割れやすくひび割れが起こりやすくなっています。その場合、ヒビを補修しないまま塗装を行ったとしても、後からヒビが浮いてきてしまいます。ヒビをそのまま放置しておくと、最悪の場合そこから雨水が侵入し雨漏りを引き起こす可能性もありますので、この工程を省くことは手抜き業者の可能性が高いといえます。
塗料を薄くする
塗料ごとに塗布量が決まっています。その基準を守らないと耐久性が低下し本来の塗料の性能が発揮されません。
悪徳業者の中には、塗料を薄めることにより伸びが良くなり手早く塗れることから、材料費や人件費を安く上げるため塗布量を守らないことがあります。
ただ、現場で塗料がどのくらい使われているかを確認することは難しいと思いますので、問い合わせの際やや見積もり段階で塗料がどのくらい必要か、どんな塗料で屋根塗装を行うのか確認するとよいでしょう。
塗料の乾燥時間を守らない
塗料メーカーが定めた乾燥時間を守らず塗装を行うと、密着性が低下し剥がれ等の不具合が生じます。
屋根塗装は基本的に、下塗り→中塗り→上塗りの3工程です。しっかりと乾燥していないのに、次の工程に移ってしまうと、塗膜の形成不良の原因にも。乾燥が十分でないと、塗料本来の性能が発揮されずせっかく塗装したのにすぐ剥がれてしまった、下地ごと補修しなければならなくなった、なんてこともあります。決まった工程を守らず極端に短い工期の業者がいますので、要注意です。
下地補修をしない
屋根塗装では塗装する前に下地処理を必ず行います。
高圧洗浄で古い塗膜や汚れを綺麗にし、クラックと呼ばれるひび割れを補修しします。また、シーリングに問題があれば打ち替えや打ち増しを行います。
塗装する面が汚れていたり損傷したままだと、性能が良い塗料を使って塗装しても内側にある古い塗装が剥がれ新しい塗膜の耐久性が低下しますので、この工程は非常に重要です。
板金屋根の釘を打ち直さない
屋根の上ににある棟板金(むねばんきん)や棟瓦(むねがわら)は、釘で固定されています。
この釘は築7~8年くらい経つと少しずつ緩んで抜けてきてしまいます。
屋根塗装の際に、釘が抜けていたり緩んで隙間ができていたら釘やビスで打ち直してしっかりと固定します。
そうしないと、その隙間から雨水が屋根の内部に入り込み貫板が腐食してしまうことも。そのような状態で放置すると、最悪の場合は雨漏りの原因にもなります。また、強風で飛ばされることもありますので危険です。
以前、リエイトホームで屋根の防水塗装と貫板の交換工事をしたのですが、
佐倉市で貫板交換・屋根防水塗装を行いました
板金部分に打ち付けていた釘が抜けてしまい貫板が腐食している状態でしたので、貫板を交換し板金もしっかりと固定しました。
このような状態にならないためにも、板金の釘が抜けていたり浮きがある場合はしっかりと固定しなければなりません。
貫板交換工事 施工実績
今回は屋根塗装でよくあるトラブルのいくつかをご紹介しました。
屋根塗装はもちろん各種屋根修理なら、佐倉市のリエイトホームへお任せください!
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