スレート屋根の塗装で失敗しないために~塗料選びのポイントをご紹介~
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
スレート屋根の耐用年数は15~20年ほどと言われていますが、その間定期的な屋根塗装によるメンテナンスをすることで長く丈夫に保つことができます。
いざ、屋根塗装をと考えたときにどんな塗料を選んでよいか迷いますよね?
今回のコラムでは、スレート屋根塗装の塗料を選ぶ時のポイントをご紹介していきます。
目次
スレート屋根に塗装が必要な理由
そもそもスレート屋根の塗装って本当に必要なの?と、見た目が綺麗になるだけで必要ないのではと思われている方もいらっしゃるかと思います。実は、屋根塗装によって見た目だけではなく屋根を長持ちさせることができますのでその理由を解説していきます。
防水性の維持
スレートは85%がセメントでできていて、そのままの状態だと水が染み込んでしまいます。ですので、スレートの表面には防水のために塗装が施されています。もし塗装が切れてしまうと、反りやひび割れ、苔や藻などが発生してしまいます。そうならないためにも、屋根塗装によって防水性を維持する必要があります。
構造的な問題
スレートに限らず、屋根は下地の野地板と防水シートの上に屋根材施工しています。
スレート屋根の場合、屋根材を固定するために釘を使用してるのですが、その釘は下地の野地板まで達するように打ち付けられています。塗装によって防水機能が維持できていたら問題はありませんが、塗装が切れてしまうとスレート本体が水を吸収しあふれ出た水分が固定している釘をつたって徐々に下地の野地板まで達します。
すぐにトラブルが発生するわけではないですが、このままの状態で長年放置してしまうと雨漏りが発生してしまいます。
美観の回復
屋根は紫外線や雨風にさらされていますので、徐々に塗料が劣化し剥がれてきます。
塗装が切れてくると屋根が色褪せ始めます。また防水機能が低下することによってカビや苔が発生し見た目の印象が悪くなります。再び屋根塗装を行うことによって、色艶が回復し美しく蘇ります。また、屋根塗装によって見た目を回復させるだけではなく、塗料によっては、汚れを残さないセルフクリーニング機能やカビや苔に強い機能などの特殊機能が備わったものもありますので、屋根の症状でお悩みがあればそういったものを選択するとよいでしょう。
スレート屋根塗装の塗料選びのポイント3つ
屋根塗装の必要性についてお判りいただけたところで、スレート屋根の塗料選びのポイントを3つ紹介します。
ご要望やご予算、屋根の状態などによって総合的に検討し選択されるとよいでしょう。
耐用年数と価格で選ぶ
スレート屋根の塗料は主に4種類あります。
なお、アクリル塗料は耐久性が劣るため屋根塗装ではあまり使用されません。
- ウレタン
- 樹脂製の塗料の中では、柔軟性に優れ塗装が容易で密着性が高い塗料です。その上低価格であるため人気がありますが、他の塗料と比較すると耐用年数は8~10年と短めです。
- シリコン
- シリコン塗料は機能性と耐久性を兼ね備えた優秀な塗料です。また、光沢のある仕上がりで汚れにくいため、長く美しい状態を保てます。耐用年数は10~15年ほどで、価格もお手頃なことからコストパフォーマンスがよい塗料と言えます。
- フッ素
- フッ素塗料は、耐久性と耐候性に優れた塗料です。変色や劣化もしづらくその耐用年数は、15~20年ほどです。そのため塗り替えの周期が短くて済みメンテナンスコストを抑えることができます。ただ、価格はやや高めとなっています。
- 無機
- 無機塗料は、他の塗料と比較すると耐候性がダントツに優れた塗料です。無機物が配合されているため、紫外線に長時間さらされても劣化がしづらく、耐用年数は20~25年と高寿命な塗料です。ただ、その分価格は高めですが長い目でみるとメンテナンスコストが抑えられる分お得になります。
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塗料の臭いで選ぶ
屋根塗装の塗料には、水で薄めて使用する水性塗料とシンナーで薄めて使用する油性塗料があります。
屋根は紫外線などの外部からの刺激が強いことから、塗膜が丈夫で耐久性の高い油性塗料が使用されることが多いです。ただ、シンナーを使用しているため、多少の臭いや環境への影響などの問題があります。
最近では、油性塗料に劣らない環境にやさしい油性塗料もありますので、臭いや性能を考えてお選びいただくとよいでしょう。
機能性で選ぶ
スレート屋根塗装に使用される塗料の中には、様々な機能を兼ね備えたものがあります。
もし塗装によって屋根のお悩みを解決されたいという方におすすめです。
- 遮熱塗料
- 遮熱性に優れた塗料です。日差しを反射し熱の伝わりを軽減できますので、夏場は室内が涼しくなり節電効果が期待できるので、暑い地域におすすめです。
- 断熱塗料
- 夏場はクーラーや冬場の暖房で快適な温度のまま、室内の温度を一定に保つ機能をもつ塗料です。年間を通じて快適な室内温度になり、省エネ効果もあります。
- 低汚染塗料
- 低汚染塗料は、汚れが付きにくい性能があります。更に、土埃や黄砂などで汚れがついてしまった場合でも雨が降ったときにセルフクリーニングをしてくれます。排気ガスの多い都会や土埃が多い地域などにおすすめです。
- 防カビ・防藻塗料
- カビや苔をつきにくくしてくれる性能がある塗料です。カビによる健康被害や屋根材の劣化を抑えますので、日陰が多い住環境や、湿度が高い地域に最適です。
ちなみに、遮熱塗料と断熱塗料の違いについてこちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ
スレート屋根の塗装についての必要性と合わせて、塗料選びのポイントをご紹介しました。
塗料によってそれぞれ特徴があり性能や価格も異なりますので、ご自身のライフスタイルやご予算に応じて最適な塗料をご検討ください。
佐倉市のリエイトホームでは、屋根修理の他に屋根塗装も行っており、実績も多数ございます。
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