瓦屋根の漆喰は定期的な補修を
佐倉市のリエイトホーム広報担当です。この屋根のお役立ちコラムでは、屋根修理やリフォームなど屋根に関する情報をお届けします。
瓦屋根の漆喰を定期的に点検されていますか?そもそも瓦屋根に漆喰があるということをご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
漆喰は、瓦屋根の天辺にある瓦と瓦を接着しつなげ、瓦の内部にある瓦を固定する役割がある「葺き土」に水が浸透するのを防いでくれています。
今回のコラムでは、漆喰の役割とメンテンナンスが必要な劣化症状についてご紹介します。
漆喰とは
漆喰は5000年以上前からにお城や日本家屋など様々な建築で使用されていますので、漆喰自体ご存じの方は多いかと思います。
現在でも瓦屋根の住宅は多く、その瓦屋根の天辺にあたる棟部分に漆喰が使われています。漆喰は種類によって白色、黒色がありますが色味の違いだけで効果はかわりません。
瓦自体は丈夫で長持ちしますが、漆喰は劣化するとひび割れや剥離が発生し上記写真のように崩れてしまうことも。雨漏りの原因になりやすい箇所なので定期的な補修が必要です。
漆喰の役割
瓦屋根は棟と瓦の間に隙間ができます。その隙間を埋めるためと瓦同士を接合させるために漆喰は施工されています。漆喰がないと中にある土台の葺き土がむき出しになり、容易に雨水が内部に入ってしまいますの、防水の役割を担っています。
漆喰の劣化症状
もし、漆喰部分にひび割れや欠けていたりすると、そこから水が侵入し雨漏りの原因になります。また、漆喰のかけらが雨樋に落ちてつまりの原因にも。
瓦屋根の漆喰は、築7~10年ほどで劣化しますので定期的なメンテナンスをおすすめしております。
主な劣化症状としては、
- 黒ずみ
- 亀裂
- 剥離
- 崩れ
があります。漆喰が黒ずんできたら劣化の初期症状です。放置してしまうと、崩れ落ち中の葺き土が流れ出てしまいますので、症状が軽いうちに漆喰の詰め直しを行ってください。
まとめ
どのような補修工事が必要なのかは劣化具合により変わってきます。
漆喰のひび割れや欠けなどの場合は、劣化した漆喰を取り除き新しい漆喰を入れ替える漆喰の詰め直し工事を行います。
また、瓦の漆喰の劣化が原因で瓦がずれた場合は、棟取り直し工事を行います。これは、天辺にある瓦と内部にある漆喰や葺き土をすべて取り外し、新たに漆喰と瓦を葺き直す工事です。
とはいえ、漆喰部分は普段目に届かないところにありご自身で確認するのは大変危険ですので、耐用年数が近づいてきたら点検を行ってください。
佐倉市のリエイトホームでは、点検など現地調査は無料で行っております。今お住まいの瓦屋根にご不安があるようでしたらお気軽にご相談ください!
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